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二宮清純「プロ野球の時間」

第306回 個人よりもチームの利益を優先した“無冠の帝王”

 引退した清原和博(オリックス)は現役通算23年間で一度も打撃三部門(首位打者、ホームラン王、打点王)のタイトルを手にすることができなかった。「無冠の帝王」の呼称はそこに由来する。 ちなみに通算500
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二宮清純「唯我独論」

第352回 球界の命綱「時間短縮」もっとシビアに

 教師が答案用紙に採点結果を書いて生徒に返すだけでは教育とは呼べない。指導とも呼べない。なぜこの点数になったのか、冷徹な検証が必要である。 今季のプロ野球は「試合時間マイナス6%」を目標にスタートした
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二宮清純「プロ野球の時間」

第305回 満を持して「日の丸」を背負う安打製造機 横浜・内川聖一内野手

 これまで、プロ野球における右打者の最高打率は1999年、横浜のロバート・ローズが記録した3割6分9厘。それを超えての首位打者獲得がほぼ確実になった。 横浜の内川聖一が打ちまくっている。10月8日現在
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森・西武野球は何を残したか<前編>

 日本シリーズ20連勝という森監督の不敗神話にピリオドが打たれた。このシリーズ、ライオンズは先取点を奪った3試合を全てものにし、先取点を奪われた4試合を全て失った。結論をいえば、今年のライオンズには試
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二宮清純「唯我独論」

第351回 岩隈「キープダウン」で“神様”に近づいた

 ホームラン王というタイトルが打撃部門にあるのだったら「最少被本塁打王」というタイトルが投手部門にあってもいいのではないか。規定投球回数に達した投手の中で、最もホームランを打たれなかった投手は誰か。こ
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二宮清純「唯我独論」

第350回 “教えながら教わる”台湾で成長した渡辺監督

「洋行帰り」に箔がつくのは何もビジネスの世界に限った話ではない。野球界でもコーチ留学、コーチ修行といえば、取りも直さずそれは渡米を指す。翻って韓国球界や台湾球界で禄を食んでいると聞くと、つい「都落ち」
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二宮清純「プロ野球の時間」

第303回 CS進出の鍵握る伝統の「意外性」助っ人 広島東洋カープ・スコット・シーボル内野手

 頼りになるのか、ならないのか、さっぱりわからない。だがスタメンに名を連ねていないと、ちょっと寂しい気持ちになる。それが広島の外国人スコット・シーボルだ。 昨季はマーリンズ傘下の3Aアルバカーキでプレ
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「魔術師の告白」。 星野伸之<後編>

星野 何となくコツを覚えたきっかけは、フォアボールを避けようとしたことです。たとえばワンスリーやノーツーというカウントで、一番嫌うのは、バッターにボールを見送られることです。フォアボールになってしまい
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二宮清純「唯我独論」

第349回 球界は「人財」育てる環境を

「地位が人をつくる」とは、よく言ったものだ。クライマックスシリーズ出場を巡り、中日と熾烈な3位争いを演じる広島の4番・栗原健太の活躍を目にするたびに、つくづくそう思う。 開幕からここまで全試合に4番と
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