「魔術師の告白」。 星野伸之<前編> 二宮清純 2008年9月12日 「魔術師の告白」。 星野伸之<前編>2015-09-13T01:00:44+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 タテジマのユニフォームを着ると痩身がさらに際立って見える。この痩身のサウスポーが珍プレーの主役となったのは今から7年前のことである。 対ライオンズ戦。ブルーウェーブのスターターとしてマウンドに上がっ 続きを読む
熱砂のバトル 佐伯美香 二宮清純 2008年7月25日 熱砂のバトル 佐伯美香2015-09-13T01:00:44+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 「ビーチバレーに転向してから性格が悪くなりましたね。いかに相手を騙せるかっていうゲームですから……」 冗談めかして佐伯美香は言い、こう続けた。「わざとこっちに打つよ、と見せかけておいて実は反対に打った 続きを読む
開花した才能 城島健司<後編> 二宮清純 2008年7月11日 開花した才能 城島健司<後編>2015-09-13T01:00:45+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 「この人は右に曲がるのか、それとも左に曲がるのか。最初のうちはわからなかったのですが何度もやっているうちにピタッと当たるようになってきた。コツを心得ると意外に簡単で、歩き出す前、爪先がちょっと左を向い 続きを読む
開花した才能 城島健司<前編> 二宮清純 2008年6月27日 開花した才能 城島健司<前編>2015-09-13T01:00:45+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 「永井さんと星野さんがいなければリーグ優勝はできなかったんです。もし、ここで打たれたとしても、誰も文句は言いませんよ」 日本シリーズが始まる前、福岡ダイエーホークスのキャッチャー城島健司は3戦目、4戦 続きを読む
甦ったトス 〜竹下佳江〜<後編> 二宮清純 2008年6月13日 甦ったトス 〜竹下佳江〜<後編>2015-09-13T01:00:45+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 一柳はJTを率いて6年目のシーズンを迎えようとしていた。自らもセッター出身ということもあり、早くから竹下の能力に目をつけていた。 また当時のJTにはセッターが西堀育実だけしかおらず、Vリーグに昇格す 続きを読む
甦ったトス 〜竹下佳江〜<前編> 二宮清純 2008年5月23日 甦ったトス 〜竹下佳江〜<前編>2015-09-13T01:00:45+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 「あなたはもういらない」 人間、こういわれるほど辛く悲しいことはない。 自らの存在が否定されるばかりでなく、居場所すら失われるのだ。「あのときは心も体もボロボロでした」 苦い記憶を噛み殺すように竹下佳 続きを読む
先駆者の流儀 松下浩二 二宮清純 2008年5月9日 先駆者の流儀 松下浩二2016-01-16T23:01:13+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 プロ卓球選手。 日本でたったひとりの肩書きである。 正式に言えばレジスタード・プロプレーヤー(認定プロ選手)。日本卓球協会が86年に競技者規定を設けて以来、初めてその適用を受けた。「日本では自分ひと 続きを読む
苦境と栄光 内柴正人 二宮清純 2008年4月26日 苦境と栄光 内柴正人2015-09-13T01:00:45+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 お家芸と呼ばれる柔道にあって、鬼門と呼ばれるクラスが男子66キロ級だった。 旧65キロ級時代含め、世界の層が厚いこのクラスで、日本人が五輪で金メダルを獲得したのは‘84年ロサンゼルス大会の細川伸二ま 続きを読む
巨人・松井秀喜の、“進化する怪物”<後編> 二宮清純 2008年4月11日 巨人・松井秀喜の、“進化する怪物”<後編>2015-09-13T01:00:45+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 そして今年、最も変わったと思われる点はレベルスイングの時間が長くなったということである。ダウンスイングでボールをとらえにいき、レベルの部分でボールに力を伝え、最後、アッパースイングでボールを運び去る 続きを読む
巨人・松井秀喜の、“進化する怪物”<前編> 二宮清純 2008年3月28日 巨人・松井秀喜の、“進化する怪物”<前編>2015-09-13T01:00:45+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 草野球に、ひとり元プロ野球選手がまじると、たとえホームランを打たなくても、バットの振りの速さやスイングの音だけで彼我の違いが実感できるものだ。 ちょうど今、ジャイアンツの松井秀喜がそんな感じである。 続きを読む