背番号「3」の再臨<後編> 二宮清純 2008年3月14日 背番号「3」の再臨<後編>2015-09-13T01:00:45+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 26年ぶりの「背番号3」を目の当たりにして、なぜ、少年時代、あれほどまでに長嶋茂雄が好きだったのか、やっと謎が解けた。つまり「背番号3」は躍動の象徴だったのだ。「3」という背番号そのものが美しいので 続きを読む
背番号「3」の再臨<前編> 二宮清純 2008年2月22日 背番号「3」の再臨<前編>2015-09-13T01:00:45+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 球場へ向かう道は県外からの車であふれていた。渋滞の中には九州各県はもちろん、遠く東北や関東のナンバープレートを付けた車も見受けられた。 2月12日。宮崎キャンプが始まって12日目の土曜日、今日こそ長 続きを読む
ラガーマンの決断 ラグビー・村田亙 二宮清純 2008年2月8日 ラガーマンの決断 ラグビー・村田亙2019-04-25T18:56:46+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 「オレも、もう少し若かったらなァ……」 人生の大切な局面において決断できなかった理由を、年齢のせいにする人間に仕事のできる者はいない。 日本のラグビー界においてプロ第一号となり、フランスのラグビーリー 続きを読む
プロ野球の速球王、前人未踏の160キロへの挑戦 ヤクルトスワローズ・五十嵐亮太<後編> 二宮清純 2008年1月25日 プロ野球の速球王、前人未踏の160キロへの挑戦 ヤクルトスワローズ・五十嵐亮太<後編>2015-09-13T01:00:45+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 高校3年夏の千葉県大会1回戦、五十嵐は稲毛高を前に12奪三振の完封劇を演じた。この試合の2回、彼は自己最高の144キロを記録した。ヒットこそ4本許したものの、打球はいずれも球威に押されて詰まっていた 続きを読む
第114回 プロ野球の速球王、前人未踏の160キロへの挑戦 ヤクルトスワローズ・五十嵐亮太<前編> 二宮清純 2008年1月11日 第114回 プロ野球の速球王、前人未踏の160キロへの挑戦 ヤクルトスワローズ・五十嵐亮太<前編>2015-09-13T01:00:45+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 誰よりも速いボールを投げたい。 誰よりもボールを遠くへ飛ばしたい。 野球を始めた少年が、最初に思うことは、このどちらかである。 前者の方に魅力を感じた少年はピッチャーへの道を選び、やがてエースとして 続きを読む
第113回 リベンジの冬へ 武蔵 二宮清純 2007年12月28日 第113回 リベンジの冬へ 武蔵2015-09-13T01:00:45+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 「立ち技最強」と呼ばれるK−1は、これまで12回のワールドグランプリを行っているが、日本人王者はまだ誕生していない。 ナチュラルなヘビーウェイト揃いの外国人勢に比べ、日本人選手は体格的に見劣りする。一 続きを読む
第112回 野茂英雄が挑戦し続けるMLB孤高のマウンド<後編> 二宮清純 2007年12月14日 第112回 野茂英雄が挑戦し続けるMLB孤高のマウンド<後編>2015-09-13T01:00:45+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 メジャーリーグで通用する条件は何か? 野茂がアメリカで成功をおさめてからというもの、こういう質問を受けることが多くなった。「やはり、三振をとれるフォークボールがあるということですか」「ストレートも1 続きを読む
第111回 野茂英雄が挑戦し続けるMLB孤高のマウンド<前編> 二宮清純 2007年11月23日 第111回 野茂英雄が挑戦し続けるMLB孤高のマウンド<前編>2015-09-13T01:00:45+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 「近鉄時代のビデオ・テープを取り寄せ、動作解析をするとメカニック的に、ほとんどかわった点はない。強いていえば上半身がブレていることでしょうか……」 受話器の向こうで野茂は言った。 ニューヨーク・メッツ 続きを読む
第110回 「核弾頭の明暗」 〜石井琢朗vs.松井稼頭央〜<後編> 二宮清純 2007年11月9日 第110回 「核弾頭の明暗」 〜石井琢朗vs.松井稼頭央〜<後編>2015-09-13T01:00:45+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 同じショートでトップバッター。しかもリーグの盗塁王。比べるなと言われても比べないわけにはいかない。 ライオンズの松井稼頭央が、このシリーズではじめて笑みを見せたのは3戦目が終わった後だった。 5回表 続きを読む
第109回 「核弾頭の明暗」 〜石井琢朗vs.松井稼頭央〜<前編> 二宮清純 2007年10月26日 第109回 「核弾頭の明暗」 〜石井琢朗vs.松井稼頭央〜<前編>2015-09-13T01:00:45+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 「最初の1打席に賭けていました。転がしてしまいさえすれば、あとはヨーイドンの勝負だなと……」 惜しくもシリーズMVPは逃したものの、22打数8安打(打率・364)、1打点、3盗塁、出塁率5割の活躍で優 続きを読む