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第618回 大学NO.1投手、プロでの成功のカギ

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 ホームランを868本も放った福岡ソフトバンクの王貞治球団会長によれば「デッドボールも野球のうち」である。ピッチャーではなく、バッターとして数々の記録を持つ“世界の王”が言うのだから、居住まいを正して
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第617回 交流制限下の南アに渡った青木の信念

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 1984年12月といえば、さる5日、95歳の生涯を閉じた南アフリカ元大統領のネルソン・マンデラは、まだ獄中にあった。 当時、日本政府は国際社会と歩調を合わせ、アパルトヘイト(人種隔離政策)を行ってい
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第616回 「1」が重荷になった赤ヘルの“大物ルーキー”

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 東北楽天のドラフト1位ルーキー松井裕樹が背番号1を付けると聞いて、ふと28年前に現役を退いた“元大物ルーキー”のことを思い出した。 大久保美智男。1978年のドラフトで広島から2位指名を受け、宮城・
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第615回 プロ野球「球界の官兵衛」は誰だ

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「軍師官兵衛」。来年のNHK大河ドラマのタイトルだ。先日、仕事で黒田官兵衛の故郷・姫路に行くと駅に宣伝用の大きなポスターが貼られてあった。大河人気にあやかろうということか。 豊臣秀吉の軍師として知られ
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第614回 変人か先駆者か、四足走行で100M9秒台挑戦

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 地上最速の動物とされるチーターはスピードに乗れば、ゆうに時速110キロを超えて走ると言われている。このチーターの走りを日夜、研究している珍しいアスリートがいる。四足走行「100メートル16秒87」の
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第613回 「課題は右の精度」山中の左はさらに輝く

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 左ストレートは向き合った相手の右耳の横を通過しているように見えた。しかし、あろうことかメキシコ人は腰からキャンバスに崩れ落ちた。3日前のWBCバンタム級世界戦。王者・山中慎介が8ラウンドにチャレンジ
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第612回 画期的だった川上さんの“信賞必罰”管理野球

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 V9がスタートする前、巨人には年間320万円の賞金枠があったそうだ。シーズン終了後、タイトルホルダーに一定の額がボーナスとして支払われた。「シーズン終了後じゃ意味がない。シーズン中に渡してやらんと…
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第611回 中日ドラフト2位・又吉、四国IL出身投手のジンクスに挑む

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 日本初のプロ野球独立リーグ「四国アイランドリーグPlus」は、この秋、9年目のシーズンを終えた。記念すべき10年目を迎える前のNPBドラフト会議で、初の上位指名選手が誕生した。中日から2位指名を受け
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第610回 星野楽天、活路を開く超攻撃的継投

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 26日から始まる日本シリーズは、球団創設9年目で初めてパ・リーグを制した東北楽天と、23度目の日本一を狙う巨人との間で争われる。新興と名門の対決は興趣が尽きない。 こうした図式の頂上決戦は海の向こう
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第609回 パラリンピックを変えた“競技用車椅子の父”

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 冷凍食品にコンドーム。オリンピックのたびごとに技術革新が行われてきたことは、前回の小欄で述べた。福祉機器や補助器具なしでは成立し得ないパラリンピックとなると、なおさらである。 楕円形から、おにぎり形
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