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第559回 ゴールボールを通じて広がる「心の視野」

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「私たちの病気は視野が狭まるんですけど、逆に心の視野は広がるんです」。真っ直ぐこちらを向いたまま、ほのかな笑みを浮かべてそう語ったのは、ロンドンパラリンピック、ゴールボール女子金メダリストの小宮正江で
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第558回 栗山英樹監督、魔術師・三原が乗り移った

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 ドイツ帝国初代宰相として知られるオットー・フォン・ビスマルクは日本の近代化にも多大なる影響を与えた大政治家だ。そのビスマルクには「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」との名言がある。これについては本
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第557回 松永ジャパンの延長に“浩二ジャパン”

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「彼しかいない。人間的な魅力も評価されたんじゃないでしょうか」。そう語るのは来春のWBCで3連覇を目指す野球日本代表「侍ジャパン」監督に就任することが内定した山本浩二の“育ての親”である松永怜一である
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第556回 東京五輪開催へ、パラリンピックに学べ

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 チケット販売数は史上最多の270万枚。障害者スポーツの発祥の地ということもありロンドンパラリンピックは空前の盛り上がりを見せた。「チケットを取るのさえ大変でした」。そう語ったのは、競泳女子100メー
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第555回 球界いまや“ジャンボ”はハンデじゃない

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 うどの大木――。体ばかり大きくて何の役にも立たない者のたとえだが、プロ野球の世界でも、20年程前までは「大男は使い物にならない」と言われたものだ。 球界きっての大男といえば、プロレスの世界で勇名を馳
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第554回 車いすテニスの名伯楽が進む新たな道

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 高橋尚子には小出義雄がいたように、北島康介には平井伯昌がいたように、ロンドンパラリンピック車いすテニス男子シングルスで同種目史上初の2連覇を達成した国枝慎吾には丸山弘道という名伯楽がいた。いた、と過
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第553回 またひとつ、昭和のプロレスの灯が消えた

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 カナダ出身の名レスラーと言えば、真っ先に思い浮かぶのが“荒法師”の異名をとった第45代NWA世界ヘビー級王者ジン・キニスキーだ。2メートル9センチのジャイアント馬場を軽々とバックドロップで投げつける
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第552回 “障害者スポーツの父”が残した遺産

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「失われたものを数えるな。残っているものを最大限に生かせ」。世界で初めて障害者による競技大会を主催し、“障害者スポーツの父”と呼ばれるユダヤ系ドイツ人医師ルードヴィッヒ・グットマン卿の名言である。 日
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第551回 パラリンピアンに気軽なトレセン利用を

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 これは残念なデータである。パラリンピックに出場した選手らでつくる「パラリンピアンズ協会」(河合純一会長)の調査で、アンケートに答えた選手たちの実に75.6%がナショナルトレーニングセンター(NTC)
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第550回 戦争で散った沢村のライバル・景浦将

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 地方球場でオールスターゲームを2度開催したことがあるのは松山市の坊っちゃんスタジアムだけだ。球場名は言うまでもなく松山が舞台となった夏目漱石の小説「坊っちゃん」に由来する。ファウルグラウンドを除き、
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