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第480回 34歳なお成長 西岡の「ネバー・セイ・ネバー」

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「ネバー・ギブ・アップ」。言うは易し、行うは難しだ。9回、狙いすました左ストレートで6度目の防衛を果たしたWBC世界スーパーバンタム級王者・西岡利晃。「不屈」という言葉が彼ほど似合う男はいない。 西岡
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第479回 今こそ力士は被災地で鎮魂の四股を

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 江戸が火の海に包まれたのは今から354年も前のことだ。旧歴の1月、北西からの強風にあおられ、まちの6割以上が焦土と化し、10万人を超えると言われる人命が失われた。明暦の大火、俗に振袖火事と呼ばれてい
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第478回 ストライクゾーン広げて試合時間短縮を

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 プロ野球史に残る名勝負といわれる1979年の広島対近鉄の日本シリーズ第7戦。世にいう“江夏の21球”で広島が4対3で近鉄を振り切り、球団史上初の日本一に輝いた。 手に汗握りながらテレビにかじりついて
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第477回 “弱者に寄り添う気持ち”球界に必要

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 大震災が起きた日、私は京都にいた。ボクシングの元OPBF東洋太平洋バンタム級王者・村田英次郎(現エディ・タウンゼントジム会長)を取材するためだ。大阪府高槻市のジムから最寄り駅まで車で村田に送ってもら
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第476回 プロ野球開幕延期やむを得ない

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 東京ヤクルトのスカウト(東北・関東地区担当)八重樫幸雄は地震が発生した時、センバツに出場する東北高のグラウンドにいた。「もう立っていられなかった。踏ん張ろうにも踏ん張れない。練習はすぐ中止になりまし
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第475回 “ケガの功名”武田勝の必殺スライダー

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 昨季14勝(7敗)をあげた北海道日本ハムファイターズのサウスポー武田勝のスライダーは右バッターの懐めがけて猛禽のように襲いかかってくる。巨人の坂本勇人によると、外に向かっていたボールが急に角度を変え
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第474回 沢村の恩師が語るプロの厳しさ

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 巨人のドラフト1位ルーキー沢村拓一を育てた中大監督・高橋善正には、ほろ苦い思い出がある。 1974年10月14日。後楽園球場でのダブルヘッダー2試合目、巨人対中日最終戦。「我が巨人軍は永久に不滅です
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第474回 “聖域”死守か世代交代か……迫る決断の時

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 元ヤクルトの鈴木康二朗といえば、王貞治からハンク・アーロンの世界記録を抜く756号を“被弾”した投手として知られている。 その鈴木が井本隆とのトレードで1983年、近鉄に移籍した。近鉄には鈴木啓示と
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第473回 初回に弱いマー君 「収穫」の3失点

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 初回に3本のヒットを浴び、四球もからんで3点を奪われた。2回、3回と無失点で切り抜けただけに立ち上がりの不安が余計にクローズアップされた。 キャンプ地・久米島での紅白戦。「打たれたことで逆に収穫があ
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第472回 “八百長告発者”を調査委に加えてみては

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 北朝鮮ではストリートチルドレンのことをコッチェビというらしい。ジャンマダン(闇市場)で残りものを漁ったり、拾い食いをしながら飢えをしのいでいる。隠し撮りされた映像をテレビで見たことがあるが、裸足で服
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