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第463回 昭和プロレス彩った“タッグの名手”星野勘太郎

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 6日前、67歳で肺炎により死去したプロレスラーの星野勘太郎は“タッグの名手”として知られた。自分が光るのではなく、相手を光らせる。その術に長けていた。あくまでも私見だが、引き立て役をやらせたら一に吉
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第462回 「お帰り」がエース岩隈を待っている

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「岩隈病」という言葉を“発案”したのは、東北楽天元監督の野村克也である。「投手陣は岩隈病にかかっている。すぐにマウンドを降りたがる」「燃え尽き症候群なんじゃないのか?」 もちろん、これはノムさん流の言
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第461回 白鵬 今こそ「木鶏」から離れ再出発を

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 振り返って思えば、結び前の大関・把瑠都の波離間投げが大波乱の呼び水だったのか。横綱・白鵬の連勝記録が63で止まった。 稀勢の里が得意とする左四つ、右上手の体勢にさせてしまったところで余裕が消えたよう
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第460回 日本一ロッテに理想の生態系を見た

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 多様な生物を守り、生息環境や生態系を保護する――。この10月、名古屋市で行なわれた「COP10」(生物多様性条約締約国会議)のテーマだが、これがそっくり野球にも当てはまることを証明したのが日本一にな
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第459回 工夫と鍛錬+少しの偶然が球速を伸ばす

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 一冬越すと、いきなり球速が15キロも速くなっていた。ウソのようなホントの話だ。  近鉄に西川慎一というサウスポーのリリーバーがいた(その後、阪神−広島)。97年には51試合、98年には61試合に登板
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第458回 国民感情よりソロバン勘定のテレビ局

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「地球の裏側にもうひとつ別の野球があった」。そんな名言(迷言)を残して日本を去ったのが「赤鬼」と呼ばれた元ヤクルトのボブ・ホーナーである。 それにならっていえば、私が少年の頃、日本にはセ・リーグとは別
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第457回 W杯招致疑惑でみえたFIFAの深い闇

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

<(W杯開催国を決める)選挙を巡っては、明確なルールは定められていない。たとえば日本の国政選挙のように街頭演説は何時まで、戸別訪問は家のどの場所まで、と決められているわけではない。要するに、何でもあり
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第456回 西村M打順固定で“強者”への第一歩

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「日本には12人のドン・ジマーがいる」。かつてこう吐き捨てた外国人選手がいた。日本の監督は選手の起用法が一定しない、と暗に言いたかったのだ。 ドン・ジマーといえば思い出されるのがヤンキース・ベンチコー
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第455回 風呂で己を磨く遠藤とマエケン

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 朝寝朝酒に加え、朝湯が大好きといえば民謡「会津磐梯山」の歌詞に出てくる小原庄助だ。「それで身上つぶした」というオチがついている。朝湯にはかつて流行した朝シャンなどとは違い、贅沢な時間の流れが感じられ
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第454回 長谷川のアゴに埋められた“お守り”

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「今になって思うんです。あの試合は何をやっても負ける試合だったんじゃないかと…」。11月26日に再起戦(WBC世界フェザー級王座決定戦)が決まった元WBC世界バンタム級王者・長谷川穂積は吹っ切れたよう
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