ページのトップへ

第452回 鬼気迫る土井正三さんの「遺言」

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 巨人V9戦士でオリックスの監督も務めた土井正三さんが世を去って、9月25日で一周忌を迎える。 東京都内の自宅での闘病生活。リクライニング式ベッドに体を横たえた土井さんは約束の時間が過ぎても、語り続け
続きを読む

第451回 右足武器になった時、楽しみな本田語録

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 この話は事実か、それとも“都市伝説”の類か。 当事者に直接、訊ねてみると、「お恥ずかしながら、あれは本当です」という答えが返ってきた。 Jリーグがスタートした1993年、横浜マリノスにラモン・ディア
続きを読む

第450回 今の米では無理か……第2の「ヤマハ・ブラザーズ」

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 新日本プロレスなどで活躍した元プロレスラー山本小鉄の訃報に接した巨人・原辰徳監督は「山本小鉄さん? ヤマハ・ブラザーズですよ」と語ったという。 そうなのだ。我々の世代にとって山本小鉄と言えば「ヤマハ
続きを読む

第449回 小柄でも……プロの島袋見てみたい

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 90年代、日米問わず多くのプロ野球の投手が影響を受けたと言われるピッチングテキストが「ノーラン・ライアンのピッチャーズバイブル」(ベースボール・マガジン社)だ。著者はメジャーリーグ史上最多の7度のノ
続きを読む

第448回 「野球王国・四国」再興を切に願う

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 野球王国・四国――。かつては、そう呼ばれていたと書くのが正解だろう。残念ながら、もはや過去形である。 夏の甲子園、四国勢は大会9日目ですべて姿を消した。宇和島東(愛媛)、英明(香川)、鳴門(徳島)が
続きを読む

第447回 肩壊し打者転向考えていた沢村栄治

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 65回目の終戦記念日が訪れる。巨人のエース沢村栄治に3度目の赤紙が届き、門司港からフィリピンに向かう船中、東シナ海で敵の魚雷を受け、戦死したのは66年前の冬のことだ。今回は“不世出の大投手”に関する
続きを読む

第446回 今こそ八百長行為へ厳罰を

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 身に覚えのないことなら堂々と明記すればいい。相撲協会執行部は、いったい何を恐れているのか。「ガバナンス(統治)の整備に関する独立委員会」(奥島孝康座長)がまとめている暴力団排除対策案から八百長行為の
続きを読む

第445回 “秋春論争”小倉新会長の描く道筋は

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 安倍晋三氏以降、ほぼ1年に1度の割合でコロコロ入れ替わる総理大臣に比べればまだマシだが、1期2年での交代はあまりにも短い。サッカーの試合にたとえれば、まだ前半が終了したところだ。本人も不完全燃焼の思
続きを読む

第444回 相撲改革の第一歩は裏方の待遇

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 浜崎真二といえば日本プロ野球史上最年長勝利投手として知られている。歯に衣着せぬ言説から「球界彦左」の異名をとった。満州から引き揚げてきて阪急の選手兼総監督となったのが戦後間もない1947年。その3年
続きを読む

第443回 サッカーG8に追いつくには「興亜対欧」

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 G7からG8へ――。主要国首脳の国際会議のことではない。サッカー南アW杯でスペインが初優勝し、W杯優勝国・地域は8つになった。 優勝回数の多い順に紹介するとブラジル5回、イタリア4回、ドイツ3回、ウ
続きを読む