ページのトップへ

第382回 臓器移植法改正と鶴田さんの死の意味

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 1970年代から80年代にかけて、日本のリングで猛威を振るったスタン・ハンセンやブルーザー・ブロディ(故人)と名勝負を展開したジャンボ鶴田さんが世を去って今日が9回目の命日だ。享年49。 取材では随
続きを読む

第381回 海を渡った喘息患者の希望の星

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 映画「オールド・ルーキー」の主人公ジム・モリスは2年間で、わずか15イニングしか投げていないにもかかわらず、メジャーリーグで最も偉大なピッチャーのひとりである。 実戦から遠ざかること、実に10年。高
続きを読む

第380回 「お家騒動」ロッテは阪神に学ぶべし

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 20年近くも前だが阪神電鉄の広報から抗議を受けたことがある。タイガースは阪神グループの単なる広告塔ではない。グループの基幹事業である。ならばもっと強化資金を投入したり、有能な人的資源を球団に送り込む
続きを読む

第379回 最強コンテンツ「日の丸」背負う田臥に注目

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 かつて「日本代表」のことをラグビーでは「ジャパン」と呼んでいた。バレーボールは「全日本」だった。 日の丸を背負って国際舞台で戦うチームが、競技を問わず「日本代表」に統一されたのはいつくらいか。私の記
続きを読む

第378回 本物の勝者なら相手への敬意も忘れるな

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「あれをやられると、もうスポーツではなくなってしまう。僕たちは戦争をやっているわけじゃないんですから」。温厚な男が不愉快そうな表情を浮かべ、珍しく語気を強めた。 言葉の主はベイスターズの内川聖一。過日
続きを読む

第377回 短期決戦での盗塁の重要性

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 連覇を達成したWBCで侍ジャパンが記録した盗塁数は9試合で11。1試合平均1.22。この程度かと思われるかもしれないが、これは出場16チーム中最多だった。短期決戦では空中戦よりも地上戦、機動力がいか
続きを読む

第376回 ハンド宮「異業種交流」の成果

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 ひとつの世界に長い間どっぷり漬かっていると、どうしても視野が狭くなる。その弊害を取り除き、活力の創出や双方の相乗効果を狙って始めたのが、企業間の「異業種交流」である。最近では銀行の総合研究所やコンサ
続きを読む

第375回 千両役者イチローならではの大団円

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 水戸黄門が最初から葵の御紋の入った印籠を取り出したらドラマにならない。耐えて耐えて耐え忍ぶから見る側は最後の最後の場面で留飲を下げることができるのだ。 この3週間、どれだけの日本人がイチローの手のひ
続きを読む
二宮清純「唯我独論」

第374回 見る者を“トリコ”にするプエルトリカン

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 プエルトリカンと聞いて、真っ先に思い出すのはWBC、WBAで3階級を制覇したウィルフレド・ゴメスだ。WBC世界ジュニアフェザー(現スーパーバンダム)級で17連続KO防衛という途轍もない記録を打ち立て
続きを読む
二宮清純「唯我独論」

第373回 “九州色”強い侍ジャパン

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 冬のオリンピックと言えば北海道勢の独壇場だ。先のトリノ五輪では全出場選手のうち約4割を北海道出身者が占めた。冬のオリンピックで、これまで日本は16個の金メダルを獲得しているが、そのうちの9個が北海道
続きを読む