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金子達仁「春夏シュート」

日本はまだ決定力より保持率で勝負すべき

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 W杯の出場国が16から24に拡大された時、ベテラン記者たちは“水増し”によるレベルの低下を嘆いていた。実を言えば今回、欧州選手権に関してわたしが持っていた印象は、かつて先輩たちがW杯について抱いてい
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金子達仁「春夏シュート」

英国がレスターVに熱狂した理由

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 何かの本で、英国にまつわるこんな小話を読んだ記憶がある。 ロンドンのさる豪邸に空き家に入った男が、その家に住む男の子と出くわしてしまった。無邪気な少年は、泥棒に言った。「ぼく、フットボールが好きなん
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金子達仁「春夏シュート」

この内容ならメダルに手は届く

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 まず安堵し、次に頭を抱える――手倉森監督の心中を察すれば、きっとそんなところか。 たとえばアルゼンチンでは、W杯前の最後のテストマッチをイスラエルと戦い、そこで敗れるのが本大会へ向けての吉兆と見なさ
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金子達仁「春夏シュート」

EU非加盟ならプレミア隆盛はなかった

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 93年の発足当時、Jリーグは世界屈指の金満リーグだった。そのことは、欧州や南米で取材をしていると如実に実感することができた。というのも、こちらが日本人の記者だとわかると、必ずと言っていいほど、かけら
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金子達仁「春夏シュート」

隣の芝生は……やっぱり青い

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 いまにして考えれば思い上がりも甚だしいのだが、94年当時、わたしは米国のサッカーを完全に見下していた。当然、W杯米国大会は、ロクなものになるはずがないと思い込んでもいた。 まずもって、代表チームのサ
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金子達仁「春夏シュート」

スポーツの概念変えたアリの功績

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 本来、スポーツとは祭りのようなものだとわたしは思っている。楽しいから、やる。興味がなければ、あるいはイヤなのであれば、参加しない自由もある。主たる権利は、あくまでも個人にある。 楽しみの中には、むろ
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金子達仁「春夏シュート」

今回も足りない敵地での修羅場経験

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 やらなければいけないということは、誰もがわかっている。ただ、やらなかったからといって、すぐに深刻な自体に陥るわけではないし、やることによって、痛みが生じることもわかっている。なので、やらない――。 
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金子達仁「春夏シュート」

ハム新球場構想は「札幌D」にも好機

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 プロ野球の日本ハムが札幌ドームに代わる新しい本拠地球場建設の構想を進めている、と前日付のスポニチに載っていた。栗山監督に言わせれば「久々に体中がうれしさで埋めつくされた」気分なのだという。 それはそ
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金子達仁「春夏シュート」

真剣に用具にこだわる面白さ

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 学生時代、嫌いな教科と言えば数学だった人間が、ここのところ、古いデータや数字とにらめっこする毎日を送っている。以前からずっと興味を持っていたジャンルの仕事を、ついに始めることになったからである。 高
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金子達仁「春夏シュート」

光る手倉森監督のモチベーターぶり  

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 2人の男が並んでいる。銀行員と編集者。どちらがどちらなのかをあてるのは、たぶん、それほど難しいことではない。銀行に勤めていれば銀行員らしく、編集部で働いていれば編集者らしくなっていく。 だから、サッ
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