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サッカーが変えた“隣国への感情”

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 わたしが愛してやまないボルシアMGはドイツ中西部、オランダ国境にほど近い街を本拠地としている。街に1軒しかない中華料理店でめん類を注文すると、パスタで代用したラーメンや焼きそばが出てくるような田舎町
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見えてきたアギーレ監督の放任主義

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 振り返ってみると、歴代の日本代表を率いた外国人監督は、マッカーサー・タイプか否か、だったように思う。つまり、いわゆる“上から目線”で日本を見ていたか否か、である。 典型的なマッカーサー・タイプはトル
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画期的なアギーレ流マッチメーク

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 ここまでのところ、満足のいく試合内容を見せてくれていないアギーレ体制下の日本代表だが、感心させられていることもある。 そのマッチメークに。 新監督の就任初戦はウルグアイだった。次がベネズエラで、今度
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フロント多様化へ 鳥取・岡野GMに期待

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 何年ぶりかでブンデスリーガのコメンテーターをやらせていただくことになった。久しぶりに本腰を入れて見るようになって、あらためてこのリーグのレベルアップぶりに驚かされている。 10年ほど前のブンデスリー
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衝撃であり喜びでもある“爆撃機”岡崎

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 ペレ二世。ペレの後継者。白いペレ――“王様”ペレの引退後、ブラジル人たちは次の“王様”を探し続けた。新しい王様さえ現れれば、ブラジルは再び王座に返り咲くことができる。メディアもファンも、どこかでそう
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謎の“センターライン重視”脱却必要

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 今は死語なのかもしれないが、子供の頃「ライパチ」という言葉があった。ライトで8番。草野球の世界では一番の下っぱ。3番サードや4番ファースト、あるいはエースを張る者に比べれば、チーム内のヒエラルキーは
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錦織圭の偉業は日本の手柄ではない

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 悔しすぎて、言葉がない。「人生で最悪の経験、それはW杯の決勝で負けることだ」と言ったクライフの言葉を思い出した。もともとさしたる関心もなく、再び関心を失っていく人たちは「残念」で済むのだろうが、敗れ
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断言しよう 今季、香川は爆発する

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 元阪神タイガースの八木裕さん、亀山つとむさんが絶句したのを覚えている。「こら、すごいわ」 お二人を驚嘆させたのは、ドルトムントの本拠地、ベストファーレンのゴール裏だった。そこだけで2万7000人を収
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変化を“拒む”欧州で変化し続けるサッカー

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 ミラノ在住の知人に言われたことがある。「この国では、家庭の食卓に出される食事が、数百年前とほとんど変わってないんですよ」 確かに、イタリア人が最も愛する食事は“マンマのパスタ”だというのはよく聞く話
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活発な移籍で向上したGKのレベルと地位

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 ブラジルのW杯で、あらためてGKというポジションの重要性に注目が集まるようになったのは、このポジションの経験者として喜ばしい限りである。おそらくは全世界で、優れたGKを育成するためのプログラムやアイ
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