あるベンチの光景 上田 哲之 2007年11月2日 あるベンチの光景2015-10-05T13:32:14+00:00 上田哲之「プロ野球哲学」 それは、滋味あふれる光景であった。場所は札幌ドームの3塁側ベンチ(この球場は3塁側がホームチームなんだそうですね)。 ベンチに深々と座った北海道日本ハムの平野謙コーチが、まだ試合中だというのに満面の 続きを読む
クライマックスシリーズって何? 上田 哲之 2007年10月5日 クライマックスシリーズって何?2015-10-05T13:32:14+00:00 上田哲之「プロ野球哲学」 あれは、9月の日曜日の夕方だっただろうか、近所の公園で久しぶりにシャドウピッチングの真似事などをしていると、サッカーボールを蹴っていたはずの小学生らしい男の子たちが、いつの間にか言い争いを始めている 続きを読む
ストライクとボールのあいだ 上田 哲之 2007年9月7日 ストライクとボールのあいだ2015-10-05T13:32:14+00:00 上田哲之「プロ野球哲学」 「老大はたいした奴だった」「天をたたきかえしたよな」「でも、勝ったのは誰だよ」「老大にとっちゃそんなこと、もう問題じゃない。やることはやったんだから」――「柿たち」より イーユン・リー『千年の祈り』( 続きを読む
成瀬とマー君 上田 哲之 2007年8月3日 成瀬とマー君2015-10-05T13:32:14+00:00 上田哲之「プロ野球哲学」 タイロン・ウッズは藤川球児を打てませんでしたね。7月26日の阪神−中日戦。3−2と阪神1点リードで迎えた8回裏、久保田智之が2死満塁まで攻め立てられて、打席にはこの時点でのホームラン王・ウッズ。ここ 続きを読む
巨人の不在について 上田 哲之 2007年7月6日 巨人の不在について2015-10-05T13:32:14+00:00 上田哲之「プロ野球哲学」 先日発表されたオールスター・ファン投票の最終結果には、ある顕著な特徴があった。東北楽天の選手が8人も選ばれたこと? もちろんパ・リーグの特徴はそれに尽きるが、ここで話題にしたいのはセ・リーグである。 続きを読む
日米二人のセットアッパー 上田 哲之 2007年6月1日 日米二人のセットアッパー2015-10-05T13:32:14+00:00 上田哲之「プロ野球哲学」 メジャーリーグで今一番注目されている日本人選手は誰だろうか。残念ながらアメリカに行ったことがないので、かの地の風土はよく知らないのだが、きっとダイスケ・マツザカではないだろう。もちろん、ヒデッキー・ 続きを読む
松坂は面白い 上田 哲之 2007年5月4日 松坂は面白い2015-10-05T13:32:15+00:00 上田哲之「プロ野球哲学」 年年歳歳花相い似たり、歳歳年年人同じからず――ちょっと気どってエッセイでも書こうかというとき、これほど便利に、頻繁に引用されてきた言葉もあるまい。これが出てくるだけで凡庸でステレオタイプな文章と断じ 続きを読む