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二宮清純「スポーツのツボ」

第100回 モンゴルの地へ 好漢・時天空の魂

「医師から痛みをやわらげるためにモルヒネを薦められても受け入れないんです。どんなに痛くてもロキソニン1錠しか口にしませんでした」 37歳で世を去った元小結・時天空の間垣親方を看取った関係者から、そんな
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第781回 一心不乱の相撲道 時天空よ安らかに

 早過ぎる死を前にして言葉もない。悪性リンパ腫のため、37歳で世を去った元小結・時天空の間垣親方を最後に見舞ったのは昨年3月だ。場所は都内の大学病院。長い闘病生活で「時間を持て余している」と言って人懐
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稀勢の里、横綱昇進! ~大相撲~

 日本相撲協会は25日、番付編成会議と臨時理事会を開き、初場所で初優勝を果たした稀勢の里(田子ノ浦)の横綱昇進を正式に決定した。これを受けて協会の使者が伝達式の会場となった都内ホテルを訪れ、昇進を伝達
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大島親方(元関脇・旭天鵬)<後編>「転機となった賜杯獲得」

二宮: 親方は“技のデパート・モンゴル支店”と呼ばれた旭鷲山さんと共にモンゴル出身力士の先駆けです。大相撲に入ることが目的で来日されたのですか?大島: そうです。17歳のときに、当時の大島親方がモンゴ
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大島親方(元関脇・旭天鵬)<前編>「一番強かったのは貴乃花」

二宮: 今回のゲストは、“角界のレジェンド”と呼ばれた元関脇・旭天鵬の大島親方です。そば焼酎「雲海」のソーダ割り「そばソーダ」を飲みながら、大相撲談義に花を咲かせたいと思っています。大島: 僕は元々、
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琴奨菊、初の賜杯獲得! ~大相撲初場所~

 24日、大相撲初場所千秋楽が東京・両国国技館で行われ、幕内は1敗で単独トップに立っていた大関・琴奨菊(佐渡ケ嶽)が大関・豪栄道(境川)を突き落としで破った。琴奨菊は幕内初優勝。日本生まれの力士の賜杯
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二宮清純「唯我独論」

第717回 天龍引退 昭和の残照がまた一つ消える

 これで見納めかと思うと、柄にもなく感傷的な気分になる。日曜日、プロレスラーの天龍源一郎は両国国技館でのオカダ・カズチカ戦を最後にリングを去る。力士時代も含めると52年間にも及ぶ格闘人生に幕を引く。「
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鶴竜、初優勝 横綱昇進へ 〜大相撲春場所〜

 大相撲春場所は23日、千秋楽を迎え、13勝1敗の大関・鶴竜(井筒)が大関・琴奨菊(佐渡ヶ嶽)を寄り切りで下し、初土俵から74場所目で悲願の初優勝を収めた。鶴竜は先場所、優勝決定戦で敗れたものの、優勝
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第479回 今こそ力士は被災地で鎮魂の四股を

 江戸が火の海に包まれたのは今から354年も前のことだ。旧歴の1月、北西からの強風にあおられ、まちの6割以上が焦土と化し、10万人を超えると言われる人命が失われた。明暦の大火、俗に振袖火事と呼ばれてい
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