ページのトップへ

カープ・アイ

西本恵「カープの考古学」第73回<カープ再び危機――長谷川引き抜き事件編その5/影の男・小野稔とは!?>

 昭和27年の年明けは、カープ球団創設3年目のシーズンであり、エース引き抜き事件にあえぎ、苦しんでいた。前年の暮れからエース長谷川良平は、自身の生まれ故郷の愛知県にある名古屋軍(後の中日ドラゴンズ)に
続きを読む
カープ・アイ

西本恵「カープの考古学」第72回<カープ再び危機――長谷川引き抜き事件編その4/エースをあやつる黒幕とは!?>

 カープの草創期は苦難続きだった。2年目のシーズンを終えた年末から年始にかけては、チーム編成において絶体絶命の危機であった。エース長谷川良平を引き抜こうと、彼の故郷愛知県の名古屋軍があの手この手で策略
続きを読む
カープ・アイ

西本恵「カープの考古学」第71回<カープ再び危機――長谷川引き抜き事件編その3/長谷川を狙う名古屋軍>

 カープは2年目のシーズンオフに、再び大きな問題を抱えることになる。名古屋軍による長谷川引き抜き事件である。2年連続で最下位と終わっていたが、戦力の整わない中、2シーズンを戦い抜いたことは及第点であっ
続きを読む
カープ・アイ

西本恵「カープの考古学」第70回<カープ再び危機――長谷川引き抜き事件編その2/爆弾声明の前触れに何が!?>

 カープが2年目のシーズンを終えた昭和26年12月、球団関係者も選手も、そしてファンも、資金難からくる存続の危機から脱したと感じていた。 プロ野球は、シーズン中のみならず、オフのストーブリーグの戦いに
続きを読む
カープ・アイ

西本恵「カープの考古学」第69回<カープ再び危機――長谷川引き抜き事件編その1/忍びよる黒い影>

 カープが2年連続最下位となる7位で終えたシーズンは、日本が独立国家として歩み始めた年であった。国民が、国家の体制に左右されずに、自由に娯楽を楽しめる気風も生まれた。プロ野球においても2リーグ制2年目
続きを読む
カープ・アイ

西本恵「カープの考古学」第68回<カープ二年目の総括編その6/オフシーズンの試練とは!?>

 カープが誕生して2年目の昭和26年、特定の親会社を持たないカープであるが、選手たちは苦境に耐えてよく戦った。とりわけ一番苦しかったことはセントラル・リーグ連盟による、カープ球団だけ試合をさせてもらえ
続きを読む
カープ・アイ

西本恵「カープの考古学」第67回<カープ二年目の総括編その5/価値ある勝率3割死守>

 カープ創設2年目の昭和26年のシーズン終盤、最下位脱出にわずかながら望みがないわけではなかった。昭和26年10月6日の「中国新聞」はその一縷の望みを託してこう伝えている。<六位大洋とのゲーム差は三・
続きを読む
カープ・アイ

西本恵「カープの考古学」第66回<カープ二年目の総括編その4/劇的な2試合連続サヨナラ勝ち!>

 カープ創設から2年目のシーズンとなった昭和26年は、世界的にも大きな転換点でさまざまな出来事が起こっていた。日本が国際社会に復帰したのは、サンフランシスコ講和会議により、平和条約が締結された昭和26
続きを読む
伊藤数子「パラスポーツの現場から」

第155回 カープが大好き! カープファンも大好きなんじゃ!

 カープ女子の私は、カープファンのみなさまとの会合は楽しみでなりません。カープを肴にした「ただの飲み会」でもあります。その会にはカープ以外のチームのファンもいますから。 先日も大いに盛り上がっていたと
続きを読む
カープ・アイ

西本恵「カープの考古学」第65回<カープ二年目の総括編その3/驚きの戦力補強――軟式野球部の“県庁マン”>

 カープの創設2年目となる昭和26年、カープは後援会という財政基盤が整った。しかし、それはすぐに他球団と同レベルで、戦力強化ができるかといえば、決してそうではない。球団の運営を、なんとか賄っていけるの
続きを読む