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二宮清純「唯我独論」

第990回 パラにも造詣が深い人物を新会長に

 日本人は人事の話になると、それまで会社に興味のなかった人までもがいっせいに耳をそばたて始める――。そんなことを書いていたのは「サラリーマン小説の第一人者」と呼ばれた作家の源氏鶏太だ。細くなった記憶の
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五輪・パラリンピック

スポーツ界のトップは「トランスフォーメーション」せよ(川淵三郎氏)<後編>

二宮清純: 川淵さんの呼びかけで、コロナ禍でスタジアムにお客さんが入場できない試合が「リモートマッチ」と命名されました。「無観客試合」と言うのは味気ないので、これは良かったと思います。リモートと言うの
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金子達仁「春夏シュート」

人間の暗部さらけ出した五輪 笑うしかない

 泣くべきか。怒るべきか。はたまた笑うべきか。 森会長の発言。アウト。完全にアウト。事ここにいたっては、残る二択は「続投か辞任か」ではなく「辞任か更迭か」になる。というか、損なわれたイメージの改善には
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五輪・パラリンピック

組織委・森会長辞意を表明 武藤事務総長、後任人事は「透明性の高いプロセスが不可欠」

(写真:会合の冒頭で挨拶をした森会長 Photo by Tokyo 2020) 12日、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、評議員会・理事会合同懇談会を都内で行った。会合
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五輪・パラリンピック

スポーツ界のトップは「トランスフォーメーション」せよ(川淵三郎氏)<中編>

二宮清純: 川淵さんは1964年の東京オリンピックにサッカー日本代表選手として参加されましたが、本年1月号の『文藝春秋』によると、そのとき一番印象的だったのが開会式だったそうですね。開会式で飛ばした8
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二宮清純「唯我独論」

組織委の信頼は首の皮一枚つながった ~二宮清純特別寄稿~

 川淵三郎氏に電話したのは、9日の午後6時過ぎだ。12日に予定されている合同懇談会前に、実質的な評議員会議長である氏の考えを聞きたかった。 組織委会長は理事の互選で選ばれるが、評議員は会長の「選定及び
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五輪・パラリンピック

スポーツ界のトップは「トランスフォーメーション」せよ(川淵三郎氏)<前編>

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が、辞任の意向を固めた。後任人事のカギを握るのは同評議員・川淵三郎氏だろう。同評議会の“実質的な議長”とも呼べる川淵氏と当HP編集長・二宮清純が昨年に対
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金子達仁「春夏シュート」

時間とお金をかけない“五輪の2度開催案”

 実は結構似ていると思っていた。プロ野球のキャンプと五輪って。 呼ぶ側と行く側。立場が弱いのは会場を提供する側。無理もない。招致に成功すれば、お金が落ちる。メディアでの露出が増える。リピーターも増える
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二宮清純「唯我独論」

東京オリパラ、「強行開催」か「絶対中止」かで国民「分断」を憂う ~二宮清純特別寄稿~

 パンデミックの収束が見通せない時期だから、いろいろな憶測記事が出るのは止むを得ない。そんな中、英紙タイムズが<日本政府が中止せざるを得ないと内々に結論付けた>と報じた。ただし、それを裏付ける根拠には
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二宮清純「唯我独論」

第986回 「環境五輪」一蹴したのに国連頼み……IOCの矛盾

 これをご都合主義と呼ばずして、何と呼べばいいのか。ケバン・ゴスパーIOC元副会長(IOC名誉委員)の発言が物議をかもしている。組織の中枢にいる人物ではないとはいえ、看過できるものではない。18日付の
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