ページのトップへ

フォルラン獲得でJに化学反応期待

 この世界に入ったころ、大先輩の新聞記者に聞いたことがあった。名門大学のスーパースターが、いわゆる“丸の内御三家”と呼ばれた三菱、古河、日立のいずれでもなく、関西の中堅企業を選んだ時にいきさつについて
続きを読む

「日本人」はもうメーンテーマではない

 イタリアの衛星放送「スカイ」で解説を務めるマッシモ・マウロ氏は、プラティニ、ジーコ、マラドーナという80年代の天才3人とすべてチームメイトとしてプレーした、世界唯一の男である。 その彼がベローナ戦で
続きを読む

失敗したっていい C大阪フォルラン獲りに心躍る

 百里の道は九十九里をもって半ばとす、という言葉があるが、九十九里まできたとしても一里しか来ていない、と見るべきなのがサッカーにおける移籍話である。 実体のない噂もあれば、関係者が交渉の材料とすべく、
続きを読む

14年は日本代表が「次の段階」に進む年になる

 痛恨すぎる敗北は、時として最高の良薬たりうる――。いささか古い話題になって恐縮だが、あらためてそう痛感させてくれた天皇杯の決勝だった。 準決勝で延長を戦っていた広島に、肉体的、精神的な疲れが蓄積して
続きを読む

金満中国に耐え忍ぶ、か弱い日本でいいか

 6億円。一般人には到底手の届かない大金だが、前日付のスポニチには、2人のスポーツ選手がこの額を手にしたという記事があった。一人は巨人の阿部慎之助、もう一人はゴルフの松山英樹である。 厳密にいうと阿部
続きを読む

自信があるから生まれるW杯“楽観論”

 まずは楽観論が語られ、続いて選手、あるいは通から「そんなに甘いものではない」という声があがる――大雑把にいうと、W杯本大会の組み合わせが決まってからの日本はそんな流れになっていた。 悪い流れではない
続きを読む

地方クラブ連覇で見えてしまったJの“寂しき”経済力

 脱帽である。土下座をしてもいい。わたしにできるありとあらゆる「参りました!」をすべて繰り出したとしても、彼らがなし遂げたことの評価としてはまるで足りない。本当に、本当に、本当に素晴らしいサンフレッチ
続きを読む

生死懸けた熱戦の同時開催はもったいない

 優勝争いはもちろん興味深い。だが、個人的には優勝争い以上に楽しみにしているのが、昇格、降格を争う戦いである。Jに限ったことではない。たまたま滞在している国で入れ替え戦やプレーオフが行われているとなれ
続きを読む

更迭要求する声と続投決断の難しさ

 更迭を要求する声がいつも正しいとは限らない。 6年前の今頃、シーズン途中から指揮をとった外国人監督の解任、更迭を要求する広島ファンの声は決して珍しいものではなかった。続投を決定したフロントに対する批
続きを読む

守備固めに逃げた日本はまだ本物ではない

 大迫が生んだ勝利だった。オランダ戦における彼のゴールがなければ、チームは完全に自信を喪失していただろうし、監督の更迭以外に再生の道はなくなっていた。壊れかけたチームを踏みとどまらせた薩摩隼人の一撃が
続きを読む