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田崎健太「国境なきフットボール」

第99回 アトランタ五輪の衝撃 ~松原良香Vol.7~

 1996年3月、マレーシアでアトランタ五輪最終予選が始まった。8カ国が2グループに分かれ、上位2カ国が準決勝に進出。その4カ国のうち3カ国に五輪出場権が与えられた。 日本代表はイラク、オマーン、UA
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田崎健太「国境なきフットボール」

第98回 世界を見据えた五輪予選 ~松原良香Vol.6~

 松原良香にとってJリーグ2年目、1995年シーズンは、ふわふわした居心地の悪いものだった。 監督だったオランダ人のハンス・オフトとはそりが合わなかったと松原は振り返る。「ぼくは監督とコミュニケーショ
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第97回 スキラッチ、ドゥンガの凄さ 松原良香Vol.5

 1993年は日本サッカーにとって、歓喜と悔しさの涙が混じり合った熱狂の嵐の中にいた1年だったといえる。 この年の5月、プロリーグであるJリーグが始まっている。開幕戦となったヴェルディ川崎と横浜マリノ
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第96回 山本昌邦の導き 〜松原良香Vol.4〜

 松原良香は阪南大学を3日で退学した後、高校の同級生だった白井博幸の部屋に転がり込んだ。白井は東海第一高校を卒業した後、清水エスパルスに加入していた。何もせず、ごろごろしていた松原に白井も次第に呆れ、
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第95回 落ちこぼれ寸前の若き日々 〜松原良香Vol.3〜

 プロのサッカー選手は子どもの憧れの職業である――。 とはいえ、本人がどれだけ努力しても、あるいは、親が熱を上げて金や時間をかけたとしても、プロの壁を越えることは簡単ではない。才能はもちろん、運や縁が
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第94回 海外サッカーへの憧憬 〜松原良香Vol.2〜

 2010年10月、ぼくはブラジルのグアラチンゲタという街で松原良香と知り合うことになった。数日後、グアラチンゲタでの練習を切り上げた松原がサンパウロへやってきた。 サンパウロにはリベルダージという東
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第93回 ブラジルの小さなクラブでの出会い 〜松原良香Vol.1〜

 今年は武藤嘉紀がドイツのマインツへと移籍した。欧州の移籍市場が開くたび、日本の有能なサッカー選手が動くことはもはや年中行事となった。UEFA主催のチャンピオンズリーグに繫がった欧州の主要リーグのクラ
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第113回 本業を忘れてしまったストライカー ~安永聡太郎Vol.4~

 Jリーグというプロ化によって、日本のサッカー選手は逞しくなり、世界に名乗りを上げられるようになった――。 いわゆる“ドーハの悲劇”で94年ワールドカップアメリカ大会の出場権は逃したものの、95年ワー
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往年のスターが競演! 唯一現役のカズが1ゴール 〜JリーグOB選抜VSイタリアOB選抜〜

 9日、東京・国立競技場でJリーグOBから選抜された「Jリーグ レジェンドプレーヤーズ」対イタリア代表経験のあるOBで構成された「グロリエ アッズーレ」の特別マッチが行われた。試合は前半8分と18分に
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第47回 日本でプレーしたブラジル人たちのその後<Vol.4>

 選手や監督に取材する場合、最も気になるのは現在彼らがどんな状況にあるかということだ。選手ならば好調で得点を決めている時が望ましい。監督ならばチームの成績が上位にある時の方が口が滑らかになる。 (写真
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