二宮: テレビや雑誌でよく拝見していましたが、こうしてお会いすると本当にハンサムですよね。五十嵐さんが“バスケット界の貴公子”と言われるのもうなづけます。
五十嵐: いえいえ、そんなことないです。街中でも滅多に声をかけられることもないですし。


二宮: それは意外ですね。でも、日本のバスケットボール界のスター選手といえば、五十嵐さんは外せません。ところで、五十嵐さんがバスケットボールを始めたきっかけは何だったのでしょうか?
五十嵐: 実は小学校の時は陸上部で短距離をやっていたんです。本格的に練習し始めたのが5年生の時。主に100メートルで、200メートルや幅跳びなんかも少しやっていました。

二宮: タイムはどのくらい?
五十嵐: 小学5年の時の100メートルのタイムは12秒5くらいで、出身地の直江津市の大会では1位でした。

二宮: そのまま陸上を続けていたらウサイン・ボルトみたいになっていたかもしれない(笑)。
五十嵐: いえいえ、あそこまでは……(笑)。ボルトは別格です。

二宮: 彼が走っていると、他の人が止まって見えますもんね。196センチの長身から生み出されるあのストライドがきいていますよね。
五十嵐: 僕も陸上をやっていた時にストライドの差は大きいなと感じました。5年生の頃はまだ、自分よりもちょっと身長の高い選手にもスピードでカバーできたんですけど、6年生になって身長の差が出た途端に厳しくなりましたね。結局、6年生では市の大会で1位にはなれませんでしたから。

 バスケットに導いた憧れの先輩

二宮: それにしても、陸上からバスケットというのも珍しいですよね。
五十嵐: ご存知の通り、新潟は雪国ですから冬になるとグラウンドが使えません。そのため、本格的なトレーニングができなくなってしまうんです。そこで人数の少なかったバスケットボール部に冬場だけ借り出されてやり始めたのがきっかけでした。

二宮: 陸上とバスケットでは、全く違うスポーツですが、バスケットのどこに魅力を感じたのでしょうか?
五十嵐: 個人競技の陸上と違って、バスケットはみんなでワイワイやるのが楽しいなと感じましたね。当時はポートボールも流行っていましたし、体育でもバスケットをやっていたので、馴染むのにも時間はかかりませんでした。

二宮: それでそのまま中学でもバスケット部に所属したんですね。
五十嵐: 最初は陸上とバスケット、どちらをやろうか悩みました。当時、近くの小学校に、バスケットもうまくて、勉強もできてっていう憧れの先輩がいたんです。中学はその先輩と同じ学校だったんですけど、その人から「一緒にやらないか」と声をかけてもらいました。それで、バスケットを選んだんです。

二宮: その中学のバスケット部は強かったんですか?
五十嵐: いえ、もう全然。県大会に出られればいいかなというくらいのチームだったので、全国大会とか大きな大会にも出たことはありませんでした。

二宮: 高校はバスケットの名門、福井の北陸高校に進学されるわけですが、これは推薦で行かれたんですか? 
五十嵐: いえ、自分からです。北陸高校は北信越の中では強かったですし、昔からも名門。どうせやるのであれば、レベルの高いところでやりたいという気持ちがありました。それと、憧れの先輩が北陸高校に行ったことも大きかったですね。その先輩を追いかけて行ったというところもありました。

二宮: 高校での成績はどうだったんでしょうか?
五十嵐: 最高は全国大会ベスト8。同級生には田臥勇太(リンク栃木ブレックス)もいて、彼がいる能代工業が3年間、全てのタイトルを獲るくらい、圧倒的に強かったんです。

 ライバル田臥の存在

二宮: 高校時代から田臥選手とはライバル関係だったんですか?
五十嵐: いえ、全然そんなことなかったですよ。「すごいなぁ、あいつ」みたいな感じで見ていました。ただ同じポジション(ポイントガード)だったので、いずれは必ず追い越してやる、という気持ちは持っていまいした。

二宮: 田臥選手と話すようになったきっかけは何だったのでしょうか。
五十嵐: 大学3年の時にU−21のヤングメン世界選手権が日本で開催されたんです。その時の代表候補合宿で初めて話をしました。もちろん、それまでもお互いの存在は知っていたんですけど、親しくなったのはそれからですね。結局、僕は最終メンバーには入れなかったのですが、田臥がアメリカから日本に帰国した時なんかは、一緒にご飯を食べたりしていましたね。

二宮: 田臥選手は高校時代からNBAに目を向けていたようですが、五十嵐さんはどうだったんですか?
五十嵐: その頃は実力的にもNBAを意識する感じでは全然なかったんです。高校3年の時に全日本ジュニアというU−18の大会で、最初の40人くらいの候補には選ばれましたが、最終メンバーには残れませんでした。それくらいの選手でしたから、NBAは頭にはありませんでしたね。

二宮: 今では日本を代表するポイントガードになられているわけですが、今後、NBAに挑戦するという気持ちはありますか?
五十嵐: もちろん、バスケットをやっている以上はNBAという世界最高峰の舞台でプレーしてみたいという気持ちはあります。NBAでなくても、ヨーロッパやアジアのレベルもどんどん高くなっているので、一度は海外でプレーしたいなと。

二宮: ライバルとしてどこに田臥選手のすごさを感じますか?
五十嵐: 僕が尊敬している部分というのは、大学から一人で異国の地に渡って、本場のバスケットを肌で感じながら、NBAに挑戦し続けていること。NBAのコートに立つことがどれほど難しいことかは、プレーヤーとして僕もわかっているので、それを彼がやってのけたというのは、本当にすごいですよね。
 彼は決して特別にスピードがあるわけではないと思うんです。ただ、間合いの取り方がうまい。相手がボールを奪いに来た瞬間に、サッと抜いたりとか、相手が下がったと同時にシュートを打ったりとか……。あれは他のプレーヤーには真似できません。

二宮: 逆に、五十嵐さんがこれだけは田臥選手にも負けないというものは?
五十嵐: やっぱりスピードですね。それはもう自信をもって言えます。世界を相手にする上でもそれを武器にしてきたわけですが、手応えも感じています。

二宮: スピードというのは、一歩目でサッと相手を抜き去るとか。
五十嵐: はい。コートの中では僕は小さく見えると思うんです。そこで大きい選手を抜いてシュートに持っていくというのは、自分の得意なプレーとして絶対的な自信を持っています。バスケットのように限られたコートの中での一歩目っていうのはすごく重要なんです。だから練習の時から常に一歩目というのは意識していますね。

 大学時代から“モルツ”ファン

二宮: さて、五十嵐さんはお酒も結構、好きだと聞いています。
五十嵐: はい、好きですね。大学時代、体育会系だったこともあって、みんなでワイワイと楽しんでいましたよ。その頃から僕はビールを飲むことが多かったですね。

二宮: 「ザ・プレミアム・モルツ」は飲んだことありますか?
五十嵐: もちろん、あります。実は大学の頃、よく飲んでいたのが、サントリーさんの「モルツ」だったんですよ。すごく口当たりがよくて飲みやすかったから好きでしたね。

二宮: ご両親もお酒は飲まれるんですか?
五十嵐: はい、父親は大好きですね。僕もその血を引いたんだと思います(笑)。なかなかゆっくりと会うことはできませんが、実家に帰省した時には、父親と一緒に飲むのが楽しみの一つとなっています。

(後編につづく)


<五十嵐圭(いがらし・けい)プロフィール>
1980年5月7日、新潟県出身。北陸高校、中央大学を経て、03年に日立サンロッカーズに入団した。同年、アテネ五輪アジア地区予選で日本代表デビュー。以降、世界でもトップ級のスピードを武器に日本を代表するポイントガードとして活躍している。06−07、07−08と2シーズン連続でJBLベスト5に輝く。今シーズンはトヨタ自動車アルバルクへ移籍。3シーズンぶりの王座奪還に期待がかかる。女性からの人気も高く、DVDや写真集を出すなど、活躍の場を広げている。9月28日には2冊目の写真集「principe」(日刊スポーツ出版)が発売される予定だ。
★五十嵐圭SUPPORT CLUB★[/color]http://www.keiigarashi.com/index.php






★本日の対談で飲んだお酒★[/color]
 
世界的な酒類・食品などのコンテスト「モンドセレクション」のビール部門で、3年連続最高金賞(GRAND GOLD MEDAL)を受賞したザ・プレミアム・モルツ。原料と製法に徹底的にこだわり、深いコクとうまみ、華やかな香りを実現しました。

提供/サントリー

<対談協力>
隠れ房 新宿店
東京都新宿区新宿3−15−11 アドホック新宿ビル7F
TEL:03−5369−4437
営業時間:11:30〜14:30(L.O.14:00) 
       17:00〜23:30(L.O.23:00)


☆プレゼント☆
五十嵐圭選手の直筆サイン色紙を読者3名様にプレゼント致します。ご希望の方はより、本文の最初に「五十嵐選手のサイン色紙希望」と明記の上、下記アンケートの答え、住所、氏名、連絡先(電話番号)、このコーナーへの感想や取り上げて欲しいゲストなどがあれば、お書き添えの上、送信してください。応募者多数の場合は抽選とし、当選は発表をもってかえさせていただきます。たくさんのご応募お待ちしております。
◎アンケート◎
 この対談を読んであなたは、今後ザ・プレミアム・モルツを飲みたいと思いましたか。
A.是非飲みたい
B.飲みたい
C.どちらともいえない
D.飲みたくない
◎バックナンバーはこちらから