20日、「2012ロンドン五輪バレーボール世界最終予選」(女子)第2戦が行なわれ、前日白星スタートを切った全日本女子は、世界ランキング28位のチャイニーズ・タイペイをストレートで下し、連勝を飾った。

日本 3−0 チャイニーズ・タイペイ
(25−16、25−13、25−14)
 注目の立ち上がりは、やはり動きがかたかった。日本と同じようなジャンプフローターサーブ、そして粘り強く拾う相手のプレーに苦しみ、試合の主導権を握れない。逆にチャイニーズ・タイペイは日本の攻撃を研究してきたのだろう。スパイクのコースをよく読み、粘り強く拾って自分たちの攻撃へとつなげた。日本はチャイニーズ・タイペイの速攻に備えて長めのサーブをするも、それがラインを割ることも少なくなく、相手にポイントを献上するかたちとなった。しかし、中盤にはWS木村沙織がスパイク、サーブで3連続ポイントを奪い、ようやく日本にエンジンがかかった。14−12からは相手のサーブミスを皮切りに、WS江畑幸子がサーブポイント、バックアタックで連続ポイントを奪うと、木村のフェイントも決まり、4連続ポイント。終盤は今大会初代表に選出されたMB平井香菜子が初めてスパイクを決めるなど、多彩な攻撃でこのセットを先取した。

 続く第2セットは前日、眞鍋政義監督が最大の課題として挙げていたブロックが決まり出した。一進一退の攻防戦となった序盤に、159センチのS竹下佳江がこの試合初めてのブロックポイントを奪うと、木村は相手の得意の速攻をシャットアウト。さらにWS山口舞がサイドのスパイクをブロックし、相手の攻撃を封じた。すると、後半にはキャプテンのMB荒木絵里香が負けじと、2本連続でブロックを決めると、スパイク、サーブでもポイントを奪い、チームを勢いづけた。完全に試合の主導権を握った日本は、最後はエース木村を中心とした攻撃で怒涛の6連続ポイントを奪い、いいかたちでこのセットを奪った。

 第3セットは日本の多彩な攻撃が光った。このセット、スターティングメンバーに抜擢されたWS新鍋理沙が攻守にわたって活躍。さらに途中出場のWS迫田さおりも中盤、レフトから強烈なスパイクを決めると、相手エースのスパイクをブロックでシャットアウト。また、中盤からS中道瞳とともにコートに入ったWS狩野舞子にも終盤に当たりが出る。その狩野のサーブポイントでマッチポイント。そして最後を決めたのは、この試合チーム最多21得点を決めたエース木村だった。1本目はアンテナに当たってしまい、相手のポイントとなるも、2本目は技ありの一人時間差攻撃で相手コートに強烈なスパイクを叩きつけ、前日に続くストレート勝ちを決めた。

 連勝を飾った日本は、22日に世界ランキング12位のタイと対戦する。成長著しいタイは、第1戦はロシアにストレート負けしたものの、第2戦で世界ランキング6位の強豪セルビアにストレート勝ちしている。複雑なコンビバレーを得意とするチームだけに、日本はいかにサーブで崩せるか、そしてブロックシステムが機能するかがカギとなる。同じアジアだけに、ロンドン五輪への出場権獲得には絶対に負けられない相手。今大会、最初のヤマ場をどう乗り越えるかに注目したい。