テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有は15日、敵地でのシアトル・マリナーズ戦に先発し、7回途中まで投げ、今季ワーストの7失点で6敗目(10勝)を喫した。「2番・ライト」で先発したイチローとの対戦は4打数1安打。試合はマリナーズのエース、フェリックス・ヘルナンデスがレンジャーズ打線をわずか3安打に封じて完封し、7−0で勝利した。
 前半戦の最後の先発を免除され、「最後の1人」で選ばれたオールスターも登板なし。中12日と休養は充分だったが、その分、微妙な感覚が狂ってしまったのか。ダルビッシュの後半戦スタートは散々な結果に終わった。

 その出鼻をくじいたのはイチローだ。初回、先頭のダスティン・アックリーが四球を選び、2球目のストレートを叩く。打球は一、二塁間を破り、一、三塁とチャンスを広げた。

 一方のダルビッシュは制球が定まらない。続く3番キャスパー・ウェルズもフルカウントから歩かせ、すべての塁が埋まる。さらに4番のジョン・ジェイソには1球もストライクが入らない。押し出しで先制点を献上した。

 なおも味方のエラーや、カイル・シーガーの2点タイムリーが重なり、初回に4失点。いくら強打のレンジャーズ打線でも一昨季のサイ・ヤング賞投手、フェルナンデスを相手に、このビハインドは苦しかった。

 ダルビッシュは2回、イチローをサードゴロに仕留めるなど、三者凡退で切って取る。3回も相手の攻撃を3人で終わらせ、立ち直りの兆しをみせた。だが、フェルナンデスの出来はそれ以上。レンジャーズは4回まで、すべて3人ずつの攻撃で反撃の糸口をつかめない。

 すると、再び乱れたのはダルビッシュだった。4回、先頭打者を四球で出塁させると、2死からアックリーにフェンス直撃の2塁打を許し、痛恨の1点を失う。5回は4番ジェイソに左中間スタンドにソロアーチを浴び、0−6。ダルビッシュにとっては3試合連続の被弾でダメのダメを押された。

 ダルビッシュは7回のマウンドにも上がり、先頭のイチローから空振り三振を奪ったが、その後、3連打を打たれて、さらに失点。なおも1死満塁となったところでロン・ワシントン監督は交代を告げた。

 これでマリナーズ戦は3試合の登板で、いずれも5失点以上。イチローにも11打数6安打とカモにされている。ア・リーグ西地区で最下位に低迷しているチームから勝ち星を伸ばせず、慣れないビジターゲームでは5敗目(3勝)となった。