ニューヨーク・ヤンキースをFAになっていたイチローが現地時間14日、2年契約で残留することで同意した。総額は米メディアは1300万ドル(約10億9000万円)と報じている。今季途中、11年半在籍したシアトル・マリナーズからヤンキースに電撃移籍したイチローは、約2カ月間で打率.322、5本塁打、14盗塁を残し、地区優勝に貢献。チームはリーグチャンピオンシップで敗退したが、同シリーズで打率.353をマークするなどひとり気を吐いた。
 日本が誇るヒットマンは、来季もピンストライプのユニホームで頂点を目指す。
 ニューヨークで復調したイチローには、フィラデルフィア・フィリーズやサンフランシスコ・ジャイアンツも獲得に乗り出していた。オファーの条件は2年11〜12億円とヤンキースより上回っていたが、本人にとってポイントとなったのは未だ手にしていないワールドシリーズチャンピオンの称号に近いかどうか。最終的にはメジャー最多となる27回の同シリーズ制覇を誇る名門にとどまる決断を下した。

 ヤンキースもイチローの思いに応え、契約年数を単年から2年に見直し。来年10月には不惑を迎える選手に対しては珍しい複数年契約となった。イチローは日米通算4000安打へ残り116本、メジャー通算3000安打にも、あと394本としている。3000本の大台はメジャーでも28人しか達成していない金字塔だ。2年の契約中にヒットを量産し、チームを勝利に導けば、大記録達成と世界一が自ずと見えてくる。