ニューヨーク・ヤンキースの田中将大が4日、本拠地でのタンパベイ・レイズ戦に先発し、7回途中8安打3失点で無傷の4勝目をあげた。この日の田中は4回までに2本塁打を浴び、3点を奪われる展開。それでも中盤以降は立ち直ると、打線が逆転に成功した。試合はヤンキースが9−3で勝利し、連敗を3で止め、再びア・リーグ東地区首位に立った。同じくヤンキースのイチローは8番・ライトで先発出場し、4打数2安打1打点を記録している。
粘りの投球が実を結んだ。
出鼻をくじかれ、序盤は苦しんだ。初回、2番のデズモンド・ジェニングスに甘く入ったツーシームを右中間にフェンスオーバーされる。先制アーチで1点を失った。
2回は先頭のジェイムズ・ロニーに右へ極端に寄ったシフトの逆を突かれる不運な安打を打たれると、2死一、三塁からライアン・ハニガンにスプリットを合わせられ、タイムリーを許す。4回は先頭のウィル・マイヤーズに初球のストレートをライトスタンドへ運ばれる。これで0−3。肝心なところで球が浮くところを狙い打たれ、リードを広げられた。
しかし、日本時代からレギュラーシーズン31連勝の右腕は悪い流れでも踏み止まれる。4回は被弾直後にヒットで走者を背負いながら、後続をピシャリと断った。するとヤンキースは直後にマーク・テシェイラの2ランが飛び出して反撃を開始。続く5回は田中がこの試合初めての三者凡退でリズムをつくる。
その裏、先頭のイチローが左中間を破る二塁打でチャンスメイクし、1番のジャコビー・エルズベリーが同点タイムリーを放つ。6回にはケリー・ジョンソンのソロアーチで勝ち越しに成功した。
打線の援護で勝ち投手の権利を手にした田中は調子を取り戻し、7回は連続三振で三者凡退。113球を投げて7回3失点と先発投手としての役目を果たした。
被安打8はメジャー移籍後ワーストながら、与えた四死球は0。フルカウントになるシーンは何度もあったが、ムダな走者を出さないところが大崩れしない要因だ。これでレギュラーシーズンでの連勝は32に伸びた。
<岩隈、今季初登板で初勝利>
シアトル・マリナーズの岩隈久志が4日、敵地でのヒューストン・アストロズ戦で今季初登板初先発を果たし、7回途中4失点で初勝利をあげた。試合は9−8でマリナーズが制した。右手中指を痛めて故障者リスト入りしていた岩隈は、この日が約1カ月遅れの開幕。3回に連打と犠牲フライで2点を先行されたものの、その後も走者を背負いながら、丁寧なピッチングで追加点を許さない。
すると7回、打線が打者11人の猛攻で一挙8点を奪って逆転に成功。その裏、クリス・カーターにソロアーチを浴び、2死から走者をひとり出したところでマウンドを後続に譲った。打者を早めに追い込んでアウトを重ね、球数は81球の省エネピッチング。今季初登板で持ち味を十二分に発揮し、これからローテーションの柱として勝ち星を重ねていきそうだ。