開幕が間近に迫っているロンドン五輪とパラリンピック。今回、バスケットボール日本代表として出場するのは“はやてジャパン”こと、男子車椅子バスケットのみだ。それだけに期待と責任は大きい。ロンドンでは初のベスト4進出を目指し、世界の強豪に挑む。そこで二宮清純がチームを率いる岩佐義明ヘッドコーチにインタビュー。チームの現状やロンドンでの戦略などを訊いた。
二宮: いよいよロンドンパラリンピックまで2カ月を切りました。今は追い込みの時期だと思いますが、チームの状態はいかがですか?
岩佐: 先月はタイに遠征に行きまして、蒸し暑い体育館の中を、みっちりと走らせました。

二宮: 車椅子バスケットボールで重要になるのが、車椅子のタイヤの転がり具合だと思いますが、タイの体育館の床はいかがでしたか?
岩佐: 合板に樹脂ワックスが塗ってありまして、見た目は非常にきれいなんです。ところが、全く滑らないので、選手は車椅子を漕ぐのに苦労していました。

二宮: 相当な腕力が必要だったと?
岩佐: はい。普通はワンプッシュすると、そのままスーッと転がっていくのですが、タイの体育館は3メートルくらいで、ズンと沈むような感じで止まってしまうんです。

二宮: 暑い中、いつも以上に漕がなくてはいけなかったわけですね。
岩佐: そうなんです。でも、かえっていいトレーニングになりました(笑)。9月のロンドンもまだ暑い日もあるでしょうから、暑さに慣れておきたいと思っていましたから。


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