ボストン・レッドソックスの田澤純一が24日、地元でのボルチモア・オリオールズ戦に2番手でマウンドに上がり、1回を三者凡退に抑える好投を見せた。直後に味方打線が勝ち越して勝利したため、田澤は今季初白星(1敗)を手にした。田澤にとってはルーキーイヤーの2009年以来、3年ぶりの勝利。今季の防御率は1.54と中継ぎとして存在感を示しつつある。
 一昨年に右ひじの靭帯修復手術を受け、シーズンを棒に振っていた田澤は昨年9月にメジャーリーグへ復帰。今季は4月中旬にメジャー昇格を果たし、初セーブをあげていた。しかし、昇格後5試合に登板して無失点ピッチングを続けながら、5月にはチーム事情で野手を上げざるを得なくなり、代わりにマイナー行きに。7月中旬に再昇格を果たすも、8月末には主砲のデービット・オルティスの復帰により、またもマイナー降格が告げられていた。

 結果を残しながら、メジャーの登録枠に振り回された右腕だが、8月25日付ですぐに復帰すると、リリーバーとしてアピールする。9月に入ってからは11試合に登板し、わずか1失点と安定した内容をみせ、最近は競った展開での起用も増えていた。

 そんな矢先に転がり込んだ久々の白星だ。この日も1−1の同点で迎えた8回、1番からの好打順をわずか6球で切って取った。田澤は今季、レッドソックスと1年契約。プレーオフ進出への望みは完全に断たれたが、自身の残留へ最後までいいピッチングを継続したいところだ。