24日、高知ファイティングドッグスから千葉ロッテマリーンズに今季入団した角中勝也外野手が初の1軍出場選手登録を果たした。24日の福岡ソフトバンク戦では早速、「2番・センター」でスタメン出場。記念すべきデビュー戦は3打数0安打に終わった。

▼浦川(愛媛)4回無失点、ソフトバンクと分ける
角中は開幕からファームで打撃好調を維持。一時は4割近い打率でイースタンリーグの首位打者に立っていた。現在はファームでチームの4番に座り、.367とリーグ2位の成績を残している。19日に松山で行われたフレッシュオールスターにもイ・リーグ選抜の4番打者としてスタメン出場した。
千葉ロッテはここにきて早川大輔、青野毅が相次いでケガで戦列を離れ、野手が不足している。バレンタイン監督は入団時に角中をビデオでチェックし、自ら獲得を決めたと言われており、2軍で結果を出し続けたことが今回の昇格につながった。
プロ初打席は初回、先頭のTSUYOSHIがヒットで出塁し、無死1塁の場面で巡ってきた。初球から積極的にバットを振ったが、カウント2−0からの3球目、ソフトバンク先発・斉藤和巳の前にセカンドゴロ併殺打に倒れた。2打席目も斉藤の直球に詰まらされ、再びセカンドゴロ。昨季、4冠(勝利数、防御率、奪三振、勝率)に輝いたソフトバンクのエースの球をとらえ切れない。
さらに6回の第3打席は速球で内角を突かれ、最後は外のフォークでショートゴロ。9回で巡ってきた打席では代打を送られた。パ・リーグを代表する投手を相手に、自分のバッティングをさせてもらえないままの3打席。角中にとってはほろ苦いデビューだったかもしれない。それでも昇格即スタメンはルーキーへの期待の表れと言えるだろう。
アイランドリーグ出身選手で1軍登録されたのは西山道隆(福岡ソフトバンク)、伊藤秀範(東京ヤクルト)、中谷翼(広島)に次いで今季4人目となる。ただ残念ながら、リーグ出身選手はまだ1軍で結果を出すことができていない。「今シーズン中には経験したい」。そう本人が語っていた1軍の舞台は、早くもやってきた。
なお、今回のホークス3連戦では26日(木)にソフトバンク・西山道隆(元愛媛)の今季初登板が予定されており、西山VS角中の元アイランドリーガー対決が実現する可能性も出てきた。リーグ出身選手の初ヒットが先か、それとも初勝利が先か。四国のファンにとっては目が離せない3連戦になりそうだ。
<浦川(愛媛)、4回無失点の好投 ソフトバンクと分ける> 24日、福岡ソフトバンク2軍とアイランドリーグ選抜の交流試合が福岡ヤフードームで行われた。ソフトバンク・神内靖、リーグ選抜・浦川大輔(愛媛)の投手戦で始まった試合はリーグ選抜が6回に2点を先制。その後、逆転を許したものの、8回に同点に追いつく粘りをみせ、3−3の引き分けに終わった。
マサキ、先制犠牲フライアイランドリーグ選抜 3 = 00000201
福岡ソフトバンク(2軍) 3 = 00000030 (8回時間切れ引き分け)
[四] 浦川(愛)−ソリアーノ(高)−松尾(香)−塚本(香)−山隈(高)−天野(香)−森(愛)
[ソ] 神内−高橋秀−大西−川頭
アイランドリーグ打線はわずか4安打。1軍半クラスのソフトバンク投手陣を打ち崩すことはできなかった。しかし、小技を絡め、相手のミスにつけ込んで3得点。結果としてはソフトバンクと互角の試合を展開した。
対NPB3連勝で福岡に乗り込んだリーグ選抜を迎えたソフトバンクの先発は神内。昨季は先発・中継ぎで6勝をあげた右腕だ。現状は西山道隆(元愛媛)らとローテーションの最後の1枠を争っており、いきなり格の違いを見せつけられた。
初回、智勝(香川)、國信貴裕(高知)、堂上隼人(香川)を三者連続空振りの三振にきってとる。その後も奪三振ショーは止まらない。5回を終えて、奪った三振は12個。神内が1軍レベルの投球をみせ、リーグ選抜を散発の3安打無失点に封じる。
対するリーグ選抜の先発は浦川。地元・福岡出身で凱旋登板となった。ソフトバンク打線は1番・荒金久雄に始まり、3番・アダム、4番・江川智晃、5番・松田宣浩のクリーンアップ。8番には的場直樹が入り、後半戦、1軍での活躍が期待されるメンバーが顔を揃えた。
初回、浦川は1死3塁のピンチを背負うが、アダムから始まるクリーンアップ勢を内野ゴロにしとめ、先制点を与えない。2回からは三者連続三振を奪うなど、持ち味を充分に発揮。結局、4回を散発2安打の無失点と神内に勝るとも劣らない投球を披露した。
試合が動いたのは6回だった。リーグ選抜はソフトバンク2番手の高橋秀聡の制球難につけ込む。2つの四死球と暴投で無死1、3塁のチャンスをもらうと、5番・マサキがきっちりとレフトに犠飛を放つ。なおも足を絡めて相手バッテリーを揺さぶり、1死1、3塁とチャンスを拡大。ここで7番・三輪正義(香川)がスクイズを決め、追加点をあげた。ヒット0本ながら小技を使い、リーグ選抜は2点を先制する。
しかし、ソフトバンクにもNPBの意地がある。7回、リーグ選抜のサブマリン塚本浩二(香川)を攻め、辻武史の3塁打をきっかけに1点を返す。さらに代わったルーキーの山隈茂喜(高知)から的場がタイムリー2塁打。ソフトバンクが一気に同点に追いついた。
なおも2死1、2塁の場面でリーグ選抜は天野浩一(香川)を投入する。カープで修羅場をくぐり抜けてきた右腕に託したが、流れは止められない。荒金と明石健志のヒットで逆に1点を勝ち越された。
追いつきたいリーグ選抜は直後の8回、制球が定まらない川頭秀人から連続四球と暴投2つで、難なく同点に追いつく。ただ、続く無死3塁の場面では後続が倒れ、再逆転はならなかった。結局、8回裏は愛媛のルーキー森琢哉が3人で簡単に締め、試合は時間切れ引き分けに終わった。
リーグ選抜は四球やミスでもらったチャンスをモノにし、粘り強く戦った。ただ、その後のチャンスでもう一押しすれば、対NPB4連勝も不可能ではなかったはずだ。負けなかったことは評価できるが、勝てなかったことに課題が残る試合だったと言えるかもしれない。ソフトバンクとの交流試合は25日も、雁の巣球場に場所をかえて行われる。
<対中日、リーグ選抜メンバーを発表> IBLJは31日に徳島・アグリあなんスタジアムで行われる中日ドラゴンズ2軍との交流試合に出場するアイランドリーグ選抜メンバー22選手を発表した。初選出は1人で地元・徳島の福永泰也が選ばれた。
チームごとの内訳は前期優勝の香川と高知がそれぞれ6名、愛媛と徳島が5名ずつ。チームバランスをとった布陣となった。なお、選抜チームを率いるのは白石静生監督(徳島)で、コーチも徳島の首脳陣が務める。また、30日には同所にて徳島が単独で中日2軍に挑戦する。
<アイランドリーグ選抜メンバー> ◎印はリーグ選抜初選出
監 督 徳島: 白石静生
コーチ 徳島: 衣川幸夫、深谷亮司
投 手 香川: 橋本亮馬、松尾晃雅
愛媛: 浦川大輔、梶本達哉
高知: 山隈茂喜
徳島: 角野雅俊、小林憲幸
捕 手 香川: 堂上隼人
高知: 宮本裕司
徳島: 福永泰成◎
内野手 香川: 丈武、智勝、三輪正義
高知: 國信貴裕、マサキ
愛媛: 比嘉将太、檜垣浩太
徳島: 西村悟
外野手 愛媛: グレアム義季サイモン
高知: 梶田宙、高井啓行
徳島: 小松崎大地
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