ボストン・レッドソックスの松坂大輔投手は17日、本拠地でのサンフランシスコ・ジャイアンツ戦に先発登板した。松坂はバリー・ボンズを2打数0安打に抑えるなど、7回3安打無失点。レッドソックスは岡島秀樹、ジョナサン・パペルボンのリレーで虎の子の1点を守りきり、1−0で勝った。松坂は8勝目(5敗)をマークした。
メジャー記録の通算755本塁打にあと8本と迫るバリー・ボンズとの初対決。前回のランディ・ジョンソン(ダイヤモンドバックス)に続く、メジャーを代表するプレイヤーとの対戦はルーキー右腕に軍配があがった。
注目の第1打席は初回。2死2塁の場面で4番ボンズがバッターボックスに入る。しかし、捕手のジェーソン・バリテック捕手が立ち上がって敬遠を指示。勝負は次打席以降にお預けになった。
松坂は立ち上がり、先頭打者に四球を与えたものの、3回は三者凡退。序盤をゼロで乗り切り、尻上がりに調子を上げてきた。そして4回、ボンズとの2打席目がやってくる。
先頭打者として相対したボンズは初球、内角のストレートを振りぬく。打球はぐんぐん伸びたが、特大のファウル。松坂を一瞬、ヒヤリとさせる。続く2球目も松坂が直球勝負を挑むと、再びボンズのバットが反応。白球はセンター後方を襲う。ただし、これはセンターの守備範囲だった。センターフライで松坂は初対決を制す。
4回もゼロで抑えた松坂に直後、待望の援護が入る。裏の攻撃で主砲マニー・ラミレスがグリーンモンスターを越える特大のソロ。レッドソックスが先制点をあげた。
この日の松坂が迎えた最大のピンチは6回。四球とヒットで無死1、2塁となって、ここでバリー・ボンズに打席が巡ってくる。長打が出れば逆転の場面、カウント2−1と追い込んだ松坂は、外角のボールを引っ掛けさせた。打球は二遊間に飛んだが、あらかじめセカンド寄りに守っていたショートのフリオ・ユーゴがさばき、一塁をアウト。再びボンズとの対決を制す。
ところが、続くベンジー・モリーナは甘く入った球を痛打。これはショート正面のライナーで救われたもののネート・シャーホルツに死球を与え、2死満塁。ピンチは続く。迎えたリッチ・オリリアに対してもフルカウントと押し出しの不安がよぎるが、最後は伝家の宝刀、スライダーで見逃しの三振。松坂は1点のリードを守りきる。
結局、松坂は7回112球、被安打3、失点0に封じてマウンドを岡島に譲った。1点も与えられない展開で岡島はいきなり連打を浴びる。無死1、2塁でバッターはバリー・ボンズ。しかもカーブが外れ、ツーボール。カウントが苦しくなった岡島は直球勝負に切り替える。ストレートで2−2とカウントを整えると、最後も内角のストレート。意表を突かれたボンズはバットを出せず、見逃し三振に倒れた。これで立ち直った岡島は続く2人の打者を打ち取り、窮地を脱した。
最終回は守護神のパペルポンが締めて、松坂は自身の連敗を3でストップ。レッドソックスにとって1−0で投手戦を制したのが本拠地では44年ぶりの出来事だった。2位ヤンキースが猛追を始める中、“歴史的勝利”が背番号18、そしてチームの流れを変えるのか。松坂は次回、西海岸に渡り、23日のサンディエゴ・パドレス戦に先発予定だ。
ラミレス、値千金のソロHRサンフランシスコ・ジャイアンツ 0 = 000000000
ボストン・レッドソックス 1 = 00010000×勝利投手 松坂(8勝5敗)
敗戦投手 ケイン(2勝7敗)
セーブ パペルボン(0勝1敗16S)
本塁打 (レ)ラミレス9号ソロ
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