ピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結んでいた桑田真澄投手が9日、メジャーリーグ昇格が決定した。早ければ11日のニューヨーク・ヤンキース戦で登板が可能になる。39歳でのメジャーデビューとなれば、日本人選手では最年長。
巨人を退団して今季、メジャーに挑戦した桑田はキャンプ、オープン戦で中継ぎとして存在をアピール。開幕メジャーは目前に迫っていた。ところが3月26日、オープン戦での登板中に球審と激突して右足首じん帯を断裂。メジャー昇格はおろか、約2ヶ月間の離脱を余儀なくされていた。
ようやくアメリカで初登板を果たしたのは2日。3Aで1回を1安打無失点に抑えると、7日は2回3分の1イニングをゼロに封じた。ここまで3試合に登板し、得点を許さない安定感が昇格の決め手となった。
パイレーツは現在、ナショナルリーグ中地区4位。チーム防御率4.45と投手陣は不安定で、リリーフを経験の浅い若手が多く務めているのが現状だ。桑田のベテランの投球術はチームに必要とされている。
60億円移籍を果たしたレッドソックス・松坂大輔らとは異なり、桑田にグラウンドで通訳はいない。渡米や現地での生活に必要な手続なども自分でしなくてはいけなかった。慣れない環境に加え、不運なケガ……。さまざななハードルを乗り越えた“オールドルーキー”はどんなピッチングを披露してくれるのか。ヤンキース戦でのデビューとなれば、松井秀喜との元巨人対決も楽しみだ。海を渡ったもうひとりの背番号18から目が離せない。
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