ボストン・レッドソックスの松坂大輔投手は31日、本拠地でのクリーブランド・インディアンス戦に先発登板した。松坂は5回に2点、6回に4点を失い、5回3分の2を投げて6失点KO。メジャー初の2ケタ被安打(12安打)で、4月17日以来の3敗目を喫した。試合は4−8でレッドソックスの連勝は5でストップ。
約1ヵ月半黒星のなかった松坂の5月最後のマウンドは散々な内容に終わった。
初回から制球は甘かった。1死後、ケーシー・ブレーク、トラビス・ハフナーに連打を許す。さらに死球ですべての塁を埋めてしまう。ここで5番トロット・ニクソンはチェンジアップを引っかけてゲッツー。松坂はなんとか立ち上がりを無失点で切り抜ける。
2回以降も松坂は逆球が多く苦しい投球。走者を出しながら野手の好守備に助けられ、スコアボードにゼロを重ねていく。レッドソックスはこの間に2点を先行し、松坂も尻上がりに調子を上げていくかと思われた。
しかし、ア・リーグ中地区首位を走るチームは不調の右腕を逃してはくれない。勝利投手の権利がかかった5回、1死から連打で2、3塁のピンチを招く。初回に安打を許したブレークを内野ゴロに打ち取ったが、この間に3塁走者が生還。なおも2塁走者を残してハフナーには左中間を破られる。ランナーが生還して同点に追いつかれた。
こうなると勢いづいたインディアンス打線を止めることは容易ではない。6回、先頭のニクソンに2塁打を打たれると、1死後、デービッド・デルーチの放った当たりはグリーンモンスターを直撃。タイムリー2塁打となり、1点を勝ち越される。続くジョシュ・バーフィールド、ケリー・ショパッチも松坂のボールを外野にはじき返す。これでスコアは4−2。
迎えた1番グレイディ・サイズモアに投じた1球は、制球が定まらないこの日の松坂のすべてを物語るものだった。スライダーが甘く、真ん中へ。サイズモアがバットを一振りするとボールはスタンドに消えていった。4連打の最後に浴びた手痛い2ラン。これがとどめとなり、松坂はマウンドを2番手に譲った。
結局、松坂は5回3分の2で106球を投げて今季ワーストの被安打12。6点を奪われた。四死球は初回に与えた1つのみだったものの、ボールが内に入る傾向が目立った。
これで3点以上のビックイニングを与えたのは11回の先発中4回目だ。ここまで打線の援護で白星を重ねてきた松坂だが、さらに期待に応え続けるには好不調の激しい投球の“二重人格”を改める必要があるだろう。次回は6月6日、オークランド・アスレチックス戦での先発が予定されている。
デルーチ、勝ち越しタイムリークリーブランド・インディアンス 8 = 000024020ポストン・レッドソックス 4 = 010100020
勝利投手 バード(6勝1敗)
敗戦投手 松坂(7勝3敗)
本塁打 (イ)サイズモア9号2ラン、ショパッチ 2号ソロ
(レ)ローウェル10号2ラン
<岩村、3安打猛打賞で復活アピール> タンパベイ・デビルレイズの岩村明憲内野手は同日、デトロイト・タイガース戦に「6番・サード」で先発出場。2回の第1打席で反撃の口火となるセカンド内野安打を放つと、第2、第3打席でもヒットを打って4打数3安打の成績だった。岩村は本拠地開幕戦で4安打をマークした4月7日以来、2度目の猛打賞。復帰後3試合で10打数5安打と結果を残し、復活をアピールしている。
なお、試合はデビルレイズが5−3と逆転勝利。タイガースとの3連戦を勝ち越した。
【岩村成績】
4打数3安打
第1打席
二塁内野安打第2打席
右前安打第3打席
中前安打第4打席 見逃三振
◎バックナンバーはこちらから