29日に行われたニューヨーク・ヤンキース対ボストン・レッドソックス戦でヤンキース井川慶投手が先発投手の負傷により、初回途中から急遽、2番手としてマウンドに上がった。井川は7回途中まで投げて、2安打無失点と好投。チームの連敗ストップに貢献した。試合はヤンキースが3−1で逃げ切り、井川はメジャー2勝目をマークした。
当初、この試合での先発が予定されていた井川だったが、前回(24日)のデビルレイズ戦で5回途中7失点でKOされ、ローテーションから一時外されることが決まっていた。ところが代わりに先発を務めたジェフ・カーステンスが初回、打球を足に当てて負傷降板。無死1、2塁で井川に登板の機会が巡ってきた。
大ピンチでのマウンドにもかかわらず、井川は3番・デービッド・オルティスをセカンドゴロ併殺打に打ち取り、初回をゼロに抑える。
これで波に乗った井川は毎回のように四球やヒットで走者を背負ったものの、後続を断って7回途中までレッドソックス打線をわずか2安打に封じた。この日の井川は6イニング93球を投げて無失点、6奪三振で4四球という内容だった。
井川の好投に触発されたのか、ヤンキースは女房役のホルヘ・ポサダが4回に先制2ラン。6回はメルキー・カブレラのタイムリーで1点を追加した。最後はマリアノ・リベラが締めて3−1。チームは8試合ぶりの勝利を手中にした。
常勝軍団が7年ぶりの7連敗という緊急事態に陥った要因は投手陣の崩壊だった。相次ぐけが人に加え、穴埋めを期待した井川ら先発投手の調子もイマイチ。さらには守護神リベラが1セーブもあげられず、登板しては打ち込まれた。
その中で、先発を飛ばした井川が好投し、リベラが今季初セーブをあげてつかんだ白星はヤンキースにとって1勝以上の価値がある。ジョー・トーリ監督は早速、井川のローテ復帰を決めた。カーステンスの負傷の状況は気になるが、チームにとってはまさに“ケガの功名”と呼べる試合になった。
ポサダ、先制2ランで連敗ストップボストン・レッドソックス 1 = 000000010
ニューヨーク・ヤンキース 3 = 00020100×勝利投手 井川(2勝1敗)
敗戦投手 ウェークフィールド(2勝3敗)
セーブ リベラ(1勝2敗1S)
本塁打 (ヤ)ポサダ3号2ラン
【松井成績】
3打数1安打
第1打席
左前安打第2打席 四球
第3打席 中飛
第4打席 投ゴロ
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