23日(現地時間)、カーリング予選、ノルディックスキー複合・団体、フィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)などが行なわれた。パシフィックコロシアムで行なわれたフィギュアースケート女子では日本人選手3人が登場。金メダル候補の浅田真央(中京大)が暫定2位、トリノ五輪に続いての出場を果たした安藤美姫(トヨタ自動車)は同4位、初出場の鈴木明子(邦和スポーツランド)は同11位に入った。
 バンクーバーに入って好調をキープしている浅田。本番直前の練習でもジャンプを全て成功させるなど調子の良さを見せていた。初出場ながら金メダルへの期待を背負う浅田は、日本勢トップの第5グループ22番目に登場した。フィギュアスケート女子SPでは史上初となるトリプルアクセルを最初に決めると、その後も『仮面舞踊会』の曲に乗って、華麗な演技を披露。緊張していた浅田自身の表情も徐々に和らぎ、スタンドからも手拍子が送られる。満面の笑顔で滑り終えた浅田。73.78の高得点で2位に大きく差をつけ、トップに立った。

 そして次に登場したのが浅田と同じ19歳のキム・ヨナ(韓国)だった。スタンドが浅田の高得点に興奮冷めやらぬ中、キム・ヨナは精神的強さを見せつけた。最初の連続ジャンプをきっちりと決めると、あっという間に会場を自分の世界に変えた。そのまま最後までノーミスで演技しきったキム・ヨナはパーソナルベスト、女子では史上最高得点の78.50をマーク。浅田を大きく上回り、暫定トップに立った。
 
 日本の女子では唯一五輪を経験している安藤は最終グループ最終滑走となった。滑走順位決定後、「緊張すると思う」とやや不安な表情を浮かべていた安藤。最初の3回転−3回転のコンビネーションジャンプはやや着地でミスがあり、2回目のジャンプは回転不足で2回転として認定された。それでも全体的には安定した演技を披露した安藤は、64.76で表彰圏内の同4位につけた。

 また、摂食障害を乗り越えて見事復活を果たし、五輪の切符を獲得した鈴木は、完璧な演技を見せた浅田、キム・ヨナ(韓国)と金メダル大本命選手に続いての登場となった。最初のジャンプで手をついてしまい、コンビネーションジャンプにはできなかったものの、すぐに立て直して次のジャンプでしっかりとコンビネーションを入れてきた。そして最大の見せ場となった後半のステップでは観客を魅了し、61.02で同11位に入った。

 3つの表彰台をかけて行われるフリーは25日に行われる。果たして日本はフィギュアスケート女子として史上初となる複数メダル獲得となるのか。キム・ヨナ、浅田の同級生対決にも注目したい。


 複合団体は6位入賞 〜ノルディックスキー複合・団体〜

 ノルディックスキー複合団体では、昨年2月の世界選手権で14年ぶりに金メダルに輝いた日本は、1998年長野大会以降遠ざかっているメダル獲得を狙い、高橋大斗(土屋ホーム)、小林範仁(東京美装)、渡部暁斗(早稲田大)、加藤大平(サッポロノルディッククラブ)の4人で臨んだ。前半のジャンプでは4位につけたが、後半のクロスカントリーで順位を下げ、前回トリノ大会と同じ6位に終わった。

 前半のジャンプでは日本勢トップに登場したベテラン高橋がチーム最長の136.5メートルをマーク。渡部125メートル、小林124メートルともうひと伸びなかったものの、最後は加藤が132.5メートルをマークして4位と好位置につけた。後半のクロスカントリーではトップから41秒遅れでスタートした日本。第1走者の加藤が順位を下げたものの、なんとか上位グループに喰らいつき、タイムを12秒8差にまで縮めた。そして第2走者には高橋。ジャンプに比べ、クロスカントリーは苦手な高橋だが、体力的に最も厳しい後半に7位から5位と2つ順位を上げて、第3走者の渡部にバトンを渡した。この時点で3位とは10秒未満。メダル獲得に望みをつなげたが、第3走者の渡部、最終走者の小林は懸命に追い上げるものの、タイム、順位をそれぞれ下げ、6位でゴール。4大会ぶりのメダルには届かなかった。

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