2009年中央競馬のフィナーレを飾る第54回有馬記念(G1・芝2500m)が27日、中山競馬場で開催される。史上初めて3年連続でファン投票1位に推されたウオッカの出走こそないものの、G1ホース9頭が出走しオールスターレースを盛り上げる。16頭の中から当サイト編集長・二宮清純は菊花賞馬のスリーロールスを本命に指名した。
昨年は牝馬として37年ぶりにダイワスカーレットが優勝し1番人気に応えたが、2着には最低人気のアドマイヤモナークが追い込み波乱の結果となった。今年のレースで1番人気に押されているのはウオッカ、ダイワスカーレットに続き大物牝馬への階段を昇っているブエナビスタ。前走のエリザベス女王杯では大逃げを打った2頭に及ばなかったものの直線で猛然と追い上げた姿は3歳牝馬の枠を超えていた。
しかし、有馬記念でも好走が約束できるかと聞かれると、死角が多いと言わざるを得ない。昨年こそダイワスカーレットが優勝したものの、有馬では牝馬が37年間勝っていなかったのだ。ダイワスカーレットすら3歳時の有馬では5番人気2着、同じレースに出走したウオッカも3番人気11着だった。現時点でブエナビスタが3歳時のダイワやウオッカよりも完成されているとは思えず、ブエナビスタも名牝と同様に苦戦するだろう。
さらに追い込み脚質も有馬記念向きとはいえない。前走まで手綱を取った安藤勝己から横山典弘へと乗り替わるが、これまで差し届かなかったからと中団よりも前でレースをしたところで、これまで通りの末脚を発揮するかわからない。印は△までといったところか。
同じ追い込み馬ならば春秋グランプリ連覇の期待がかかるドリームジャーニーを推したい。2歳時には中山でG1を勝っており、昨年の有馬記念でも4着に入っている。今秋のオールカマーでも好走しておりコース適正は十分。秋3戦目で疲れもなく、G1・3勝目に向けて視界良好だ。
一昨年の覇者にして中山巧者マツリダゴッホ、先行して魅力のミヤビランべリ、昨年の3着馬エアシェイディ、09年種牡馬リーディングのマンハッタンカフェを父に持ち、初の騎手リーディングを手中にしつつある内田博幸を鞍上に迎えるイコピコなど伏兵も絡めて高配当を狙ってみたい。年末の風物詩とも言えるビッグレースはみどころ充分の一戦となりそうだ。
(大山暁生)
☆二宮清純・大予想☆
有馬記念は4歳馬が強いレースだが、なんと今年は出走なし。こんな有馬記念は記憶にない。ならば勢いのある3歳馬の激走にかけたい。本命はスリーロールス。8番人気で制した菊花賞での強さがフロックでないことを証明してもらいたい。先行できる脚があり展開も味方しそうだ。
相手は中山で2戦2勝という実績ながら人気を落としているアンライバルド。皐月賞馬の意地を見せることができるか。巻き返しに期待だ。単穴はブエナビスタ。内枠に入り追い込み馬には有利とはいえないが、やはりあの末脚は侮りがたい。一気に突き抜け全馬を置き去りにしてもなんら不思議はない。(談)
<第54回有馬記念枠順>
12月27日(日)15時25分発走
中山競馬場10R、芝2500m
O 1[1] アンライバルド 牡3 55.0 岩田康誠
▲△1[2] ブエナビスタ 牝3 53.0 横山典弘
× 2[3] ミヤビランベリ 牡6 57.0 吉田隼人
2[4] マイネルキッツ 牡6 57.0 三浦皇成
3[5] コスモバルク 牡8 57.0 五十嵐冬樹
▲3[6] エアシェイディ 牡8 57.0 後藤浩輝
×O 4[7] マツリダゴッホ 牡6 57.0 蛯名正義
4[8] リーチザクラウン 牡3 55.0 武豊
◎5[9] ドリームジャーニー 牡5 57.0 池添謙一
◎ 5[10] スリーロールス 牡3 55.0 浜中俊
△6[11] イコピコ 牡3 55.0 内田博幸
6[12] テイエムプリキュア 牝6 55.0 熊沢重文
7[13] シャドウゲイト 牡7 57.0 田中勝春
7[14] セイウンワンダー 牡3 55.0 藤田伸二
8[15] ネヴァブション 牡6 57.0 北村宏司
△ 8[16] フォゲッタブル 牡3 55.0 C・ルメール
・印は二宮清純予想、当サイト予想の順
・枠番、馬番、性別・馬齢、斤量、騎手の順に記載
※必ず主催者発表のものと確認下さい。