帰省や旅行で、この8月に、あちこちお出かけされた方も多いことでしょう。編集長と僕は先日、東京の新名所スカイツリーに行ってまいりました(ただし遊びではなく、対談のお仕事でしたが……)。
編集長も僕もスカイツリーは周囲から眺めたことはあるものの、実際に行くのは初めて。真下から634メートルのツリーを見上げると、その高さには圧倒されます。ただでさえ運動不足の僕はギックリ腰になりそうでした(苦笑)。
「夏休みだからすごい人だなぁ~」
編集長は初めてのスカイツリーとあって楽しそうに上へ行くためのエレベーター乗り場へ向かいます。
乗り場につき、待つこと数分。ようやくエレベーターが到着しました。扉が開いてビックリしたのは、向こう側がすべてガラス張りなこと。外の景色がすべて丸見えです。見晴らしがいいといえばいいのですが、高所恐怖症の人間としては下が見え過ぎるのはちょっと心配です……。
しかし、そんな僕の思いなど露知らず、編集長は、どんどん上昇するエレベーターを満喫しています。
「I、すごい景色がいいぞ。それにスピードも速いな」
僕はちょっと下を見るのが怖くなってきました。窓の外をあまりみないようにしていると、すかさず編集長がツッコんできます。
「何だ、I? 怖いのか?」
「はい。高所恐怖症なもので……」
「ダメだなぁ。何事も度胸が肝心だぞ」
ようやく目的地の対談場所まで到着しましたが、そこも同じくガラス張り。僕はなるべく窓際に近づかないよう、部屋の真ん中にいました。
「葛西臨海公園の観覧車が見える。あ、こっちは筑波山かな」
編集長を歓迎するかのように、この日の天候は快晴。都内の高層ビル群はもちろん、千葉の海や、茨城の山々も見通すことができました。
「I、だいぶ慣れてきたか」
「あ、う~ん、なんとか……」
しどろもどろの僕に、ニヤリと笑いながら編集長がさらなる指令を出します。
「せっかくだから、ちょっと下を覗いてみなよ」
「え~、それはできません……」
編集長は僕を窓際に立たせます。「絶対に今、地震が起きませんように……」。そう願いながら、一旦、目をつぶり、下を向いて、恐る恐る目を開きました。
「ん、あれ?」
眼下に広がるのは、白いシャツ……。なんと、僕のでっぱったお腹が邪魔をして、うまく下の視界をさえぎっていたのです。
「あ、意外と大丈夫でした」
そう報告すると、編集長は「そうだろ? 慣れたら怖くないんだよ」と満足そうな表情を浮かべました。
ただ、正直に告白すると、実際のところは自分のお腹に救われて、何も下が見えなかったのです。この日ほど、年々メタボ度が増していく体型を良かったと思うことはありませんでした。
これで今後は高いところでもへっちゃらです。東京タワー、通天閣など、各地で高い建物でのお仕事がございましたら、ぜひお待ちしております(笑)。
(でも、このまま太ると、今度は重量オーバーでエレベーターに乗れなくなるかも……スタッフI)
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