日本サッカー協会の創立90周年を記念するパーティーが12日、都内のホテルで開かれた。会場には名誉総裁の高円宮妃久子殿下、日本サッカーの父と呼ばれるデッドマール・クラマー氏、イングランドの伝説的な名選手ボビー・チャールトン氏ら約700人が駆けつけ、今後のサッカー界の更なる発展を願った。
(写真:日本サッカー90年の歴史を振り返ってスピーチする小倉会長)
 パーティーの冒頭でスピーチした高円宮妃殿下は「サッカーに関わる多くの人々が東日本大震災の被災地の心をつないだ。そして、ドイツW杯で優勝したなでしこジャパンは支援をしてくださった世界中の人々に感謝のメッセージを伝えてくれた」とサッカーの持つ力を強調。「将来のなでしこを育てるために、特に中学生年代の受け皿を拡大していく必要がある」と、女子サッカーにおける育成環境の充実を今後の課題として訴えた。

 会の途中では、日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ監督も登壇し、「90という数字はサッカーでは90分間の試合終了を意味するが、日本サッカー界はこれからもさらに発展していくだろう」と祝福のメッセージを寄せた。「90周年に立ち会うことができて光栄だ。私はACミラン、ウディネーゼなどで各クラブの100周年を迎えたことがある。なのでJFAでも100周年まで監督を続けていたい」。最後はそう10年後の監督続行への意欲をみせ、会場の笑いを誘っていた。

 「我々は2015年に世界のトップ10の協会になるという目標がある。そのためにはロンドン五輪への男女出場とブラジルW杯出場は不可欠だ。(10年後の)100周年、さらに次の100年も無事に迎えられるようにより一層の努力をしていく」
 小倉純二会長は、そう意気込みを語り、協会の活動への支援を求めた。また来年4月1日からの公益財団法人化を目指し、12日に移行認定申請書を内閣府に提出したことも併せて発表された。
(写真:「サッカー大国になるには良い時も悪い時も応援してくれる人々が必要」と訴える高円宮妃殿下)