テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有は現地時間6日、来年3月に開催されるWBCへの不参加を球団を通じて発表した。ダルビッシュは球団公式サイトで公表されたコメントの中で、今回の不参加は「非常に難しい決断だった」と明かし、コーチやトレーナーとの相談を重ねた結果、「来季に向けて充分な休養をとることが最も重要」と決断に至った理由を説明した。
 今季、メジャーリーグに挑戦したダルビッシュは1年通じてローテーションを守り、16勝9敗、防御率3.90の成績を残した。しかし、悲願の世界一を目指したチームは地区優勝を最後の最後で逃し、ポストシーズンではワイルドカードゲームで敗退していた。コメントの中でダルビッシュは「究極の目標はレンジャーズでワールドシリーズの勝利に貢献すること」と述べており、万全な状態で来季に臨むためにも、所属チームで開幕前の調整を行う道を選択したかたちだ。

 ダルビッシュは「日本には非常に才能のある選手が多くいる。日本代表がWBCで素晴らしい成績を守れると確信している」と3連覇を狙うチームにエールを送った。ただ、実際問題として前回大会の優勝にも貢献した“エース”の不参加は侍ジャパンにとって大きな痛手だ。山本浩二監督はダルビッシュ以外にも、投手では黒田博樹(ヤンキース)、岩隈久志(マリナーズ)、上原浩治(レンジャーズ)、野手ではイチロー(ヤンキース)、青木宣親(ブルワーズ)らメジャーリーガーにオファーをしている模様だが、まだ出場の意思を表明した選手はいない。30日に予備登録メンバー決定が迫る中、チーム編成は難航しそうだ。