世界柔道選手権が1日、ブラジルのリオデジャネイロで最終日を迎え、女子の団体戦で日本(橋本優貴、山本杏、阿部香菜、田知本遥、田知本愛)は地元の決勝でブラジルを3−2で破り、金メダルを獲得した。女子は今大会、22年ぶりに個人戦では全階級で優勝できず、銀1個、銅2個に終わったが、最後に一矢を報いたかたちになった。
 一方、男子(福岡政章、大野将平、長島啓太、七戸龍)は、前々日の90キロ級で西山将士(新日鉄住金)が右ヒジを痛めたため欠場し、ひとり少ない4人での戦いを余儀なくされた。不戦敗で相手に1勝を与えるハンデを抱え、準々決勝ではウズベキスタンに2−3で敗退。だが、敗者復活戦を勝ち抜き、最後は3位決定戦で韓国相手に4人全員が勝利し、銅メダルを確保した。

 男女とも新体制で臨んだ今大会は男子が60キロ級、66キロ級、73キロ級を制した。いずれも20代前半の若手が頂点に立ち、ロンドン五輪で金メダルゼロに終わった日本柔道の復権に一筋の希望が見えた。ただし、81キロ級以上の中量級、重量級では、ひとりも3位入賞を果たせず、課題も浮き彫りになった。