
18日(現地時間)スキー・ノルディック複合ラージヒル(LH)個人が行なわれ、ノーマルヒル(NH)で銀メダルを獲得した渡部暁斗は、6位だった。ヨルゲン・グラーバック(ノルウェー)が金メダルを手にした。渡部は前半のジャンプで4位(120.8点=134メートル)につけたものの、後半のクロスカントリーでは途中で転倒するアクシデントなどもあり、メダル圏内には届かなかった。他の日本勢は永井秀昭が26位、渡部善斗は35位となった。前半・ジャンプで転倒した加藤大平は、左ひじを脱臼骨折して後半を棄権した。20日には同種目の団体戦が行われる。
「そこで今日のレースは終わってしまったかな」
渡部暁はレース後にこう語った。4周目に入ったところで転倒。33秒あったトップとの差を3秒以内にまで縮めていただけに、痛恨だった。
前半のジャンプでは、雨が降りしきる中で最後から2番目に登場した渡部。力強く飛び出し、134メートルとまずまずのジャンプで120.8点をマークした。順位は4位で、後半のクロスカントリーはトップから33秒差でスタートすることになった。
クロスカントリーは周回2.5キロのコースを4周する。1周目、渡部暁はいきなりトップとの33秒差を挽回した。軽やかな滑りで先頭集団の中でレースを展開し、2.5キロ地点でトップとの差は2秒に縮まった。2週目、第2グループに追いつかれ、10人がトップグループを形成。渡部暁は、5キロ地点をトップと3.2秒の9位で通過した。3周目終了時点ではトップと2.4秒差の8位につけ、4周目でメダルへスパートをかけるかに思われた。
ところが、である。渡部暁は4周目に入って早々、下りのカーブで転倒してしまう。すぐにレースを再開し、トップグループに追いついたものの、9キロ地点でトップから6.1秒差の8位。表彰台は一気に遠のいた。その後、ゴール直前で前を行く選手が転倒したこともあり、最終順位は6位でフィニッシュした。
「勝負にいこうとする前に足をすくわれ、単独で転んだ。そこから先頭集団に追いつくために体力を使ってしまった」
渡部暁は、冷静にレースを振り返った。結果は残念であったものの、粘り強さは示した。20日には団体戦が控えており、日本は金メダル獲得を目指す。チームを勝利に導くためにも、渡部暁にはエースとして力強いジャンプと滑りが期待される。
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