宮崎で開かれていた第6回女子野球ワールドカップが7日、サンマリンスタジアム宮崎で決勝を迎え、日本代表が米国代表を3−0で下し、第3回(2008年)の愛媛・松山大会から4連覇を達成した。日本はこの大会、1次ラウンドでは豪州代表を14ー0、香港代表を19−0、ベネズエラ代表を14−0と3戦連続コールド勝ち。2次ラウンドではカナダ代表を12−2、米国代表を1−0で破って決勝に進出した。決勝でも米国との再戦を制し、自国開催のW杯を全勝優勝する最高の成績を残した。
 前回大会に続き、プロとアマが女子野球をメジャーにしたいとの思いで一致結束し、最強ジャパンが頂点に立った。
 世界ランキング1位の日本と、同2位の米国の激突となった決勝。先発の女子プロ野球レイアに所属する里綾実は立ち上がりから走者を背負いながら、要所を締め、スコアボードに0を重ねる。一方、日本は初回2死二塁のチャンスをつくったが、4番・西朝美(AFB TTR)の鋭い打球はサードライナーとなり、先制点を奪えない。

 均衡が破れたのは3回だ。1死から六角彩子(侍)がレフト前ヒットで出塁。バントで送り、今季の女子プロ野球で打率.550と脅威的な数字を残している三浦伊織(フローラ)につなぐ。三浦は外のボールに合わせて三遊間に打球を転がすと、ショートがこれを後逸。二塁走者の六角も、このミスを逃さず、一気に本塁を陥れた。1−0。日本に待望の先取点が入る。

 そして5回、日本は米国の再び守りのミスにつけ込み、追加点を奪う。1死一塁から志村亜貴子の送りバントを相手ピッチャーが悪送球し、オールセーフ。続く六角のショートゴロの間に走者が進んで二、三塁とチャンスを広げると、厚ケ瀬美姫(アストライア)がセンター前にはじき返すタイムリーを放つ。これで2−0。さらに三浦の打席で厚ケ瀬が二盗でバッテリーをゆさぶると、米国のキャッチャーは飛び出した三塁走者を刺そうとしてランナーの志村の背中に送球を当ててしまう。ボールがファウルグラウンドを転々とする間に、日本に大きな3点目が入った。

 雨が時折、強く降り、試合も一時中断を余儀なくされる悪コンディション。守備の乱れた米国に対し、日本は安定した守りでピッチャーの里を守り立てる。4回には連打で1死一、二塁のピンチを招くが、続く打者のセカンドゴロをきれいにさばいてダブルプレーに仕留めた。6回にも1死一塁から相手の4番打者が放ったセンターへ抜けそうな当たりをセカンドの出口彩香(尚美学園大)が横っ飛びでキャッチ。そのまま二塁にトスして、受けたショートが一塁へ転送し、ゲッツーを完成させる。

 最終7回も里がマウンドに上がると、先頭打者にヒットを許すも、後続をピシャリと断つ。米国打線を完封して歓喜の瞬間を迎えた。