日常の食事・メンタル面を含めたスポーツ・ニュートリションの実践、勝てる選手・勝てるチームをサポートするきめ細やかな栄養指導など、多くのアスリートやスポーツに関わる人々を栄養の面からサポートし、大きな成果へとつなげている『ザバス スポーツ&ニュートリション・ラボ』。その活動を二宮清純が定期的に取材し、レポートをSAVASサイト内で掲載しています。
 今回は30日のボクシング世界戦で日本人史上最速の2階級制覇を狙う井上尚弥選手と、弟の拓真選手、父の真吾トレーナーにインタビューし、ザバスが前回の試合前から始めた栄養面でのサポートを紹介します。

(写真:井上尚弥(中央)、拓真(左から2人目)兄弟、父の真吾トレーナー(右端)とともに、明治の管理栄養士・村野さん(右から2人目)にも話を聞いた)
 当サイトでは記事の一部を特別にご紹介します。
 
<減量苦が起こしたアクシデント>

 リング上の相手の他にも敵がいた。それは自らの体重だった。

 2014年9月5日、ボクシングのWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ。王者の井上尚弥選手はタイの挑戦者を11R1分8秒TKOで下し、初防衛に成功した。挑戦者を終始、圧倒した21歳の怪物にとって、むしろ厳しかったのは試合前の減量だったかもしれない。落とさなくてはならない体重は約10キロ。過酷な減量を克服し、勝利をつかんだ背景には明治ザバスの栄養指導があった。担当した管理栄養士・村野あずささんとともに大橋ボクシングジムを訪ね、井上尚弥選手、弟の拓真選手、父の真吾トレーナーに試合までの取り組みを明かしてもらった。

 初防衛戦から遡ること5カ月前、尚弥選手はメキシコの王者を6RTKOで倒し、わずかプロ6戦目にして世界のベルトを腰に巻いた。これは日本人ボクサーでの最速記録だった。だが、快挙の裏で、そのカラダには異変が生じていた。

「足が死にそう……」
 3Rを終え、尚弥選手はコーナーに戻るとセコンドの真吾トレーナーにそう漏らした。左太もも裏がつるアクシデントが発生していたのだ。

 これは大幅な減量が影響していた。普段、尚弥選手の体重は58キロ。ライトフライ級のリミットは48.9キロで、約10キロも体重減を余儀なくされた。体脂肪率は通常時から10%程度で、絞れる部分はほとんどない。極度の食事制限、水分カットを強いられたあげく、試合の3週間前にはインフルエンザにかかり、調整にも遅れが生じた。計量3日前からは、ほぼ飲まず食わず。所属ジムの大橋秀行会長が「今までいろんなボクサーの減量を見てきたが、一番苦しそうだった」と心配するほどだった。

 ザバスが井上選手の栄養サポートを開始したのは、初防衛戦を2カ月前に控えた7月。ザバスはこれまで柔道の日本代表選手や、ボクシングの長谷川穂積選手など減量が必要な競技のアスリートをサポートした実績がある。長谷川選手もWBC世界バンタム級王座を10度にわたって防衛していた時期は10キロ以上に及ぶ減量を行っていた。長谷川選手の担当でもある村野さんは、その経験も踏まえ、尚弥選手、拓真選手、真吾トレーナーからヒアリングをし、食事と栄養面のリサーチを実施した。

※記事全文は、SAVASサイトへ。


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