日本時間26日、女子サッカーの国際親善試合がカナダ・エドモントンで行われ、日本女子代表(なでしこジャパン)がカナダ女子代表を3−0で下した。なでしこは前半9分、FW大儀見優季のゴールで先制。その後はこう着状態が続いたが後半25分にDF川村優理、35分にはMF川澄奈穂美の得点でカナダを突き放した。なでしこは日本時間29日にもカナダと親善試合を行う。

 大儀見、決定力の高さ示す(エドモントン)
日本女子代表 3−0 カナダ女子代表
【得点】
[日本] 大儀見優季(9分)、川村優理(70分)、川澄奈穂美(80分)
 なでしこが来年のW杯開催国相手に快勝した。今回はアジアカップ、アジア競技大会で呼べなかった海外組を召集し、限りなくベストメンバーに近い布陣で11年W杯優勝国の貫禄を示した。

 試合は早々に動いた。前半9分、相手陣内でボールを奪ったMF宮間あやが左サイドを仕掛けて、右横にいた大野へパス。大野もすぐに右へはたくと、待ち構えていた大儀見が左足でゴール左下へ流し込んだ。横からのパスを浮かさず、確実にゴールに流し込む大儀見の技術の高さが光った。

 会場のピッチは人工芝で、来年のW杯でも使用される。ボールスピード、バウンドの違うといわれている。多くの選手にとっては慣れない環境だが、なでしこの選手たちは大きな戸惑いを見せることなく試合を進めていった。守備陣はロングボールを放り込んできたり、スピードを生かして仕掛けてくるカナダの攻撃をしっかりと跳ね返した。

 1点リードで迎えた後半も、攻守に安定感を見せるなでしこが主導権を握った。24分、大野の落としたボールを受けた安藤が、PA手前から仕掛けて左足を一閃。強烈なシュートがゴールマウスを捉えたが、これはGKに弾き出された。
 直後、追加点が生まれた。左CKで宮間はショートコーナーを選択し、リターンを受けてからゴール前にクロス。これを川村が頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。川村の代表初ゴールはなでしこの勝利を引き寄せる貴重な追加点となった。

 35分には川澄がダメ押し点を奪った。途中出場のDF有吉佐織が左サイドからクロスを上げる。ニアサイドで大儀見がつぶれ、ファーサイドに流れてきたボールを川澄が難なくゴールに押し込んだ。ショートカウンター、セットプレー、そして流れの中での崩し。なでしこは多彩な攻撃パターンでカナダの守備網を切り崩した。

 守備陣も最後まで集中力を切らさなかった。体格、身体能力で勝る相手に、的確なカバーリング、体を張ったブロックで対応。決定的なピンチを迎えることはなかった。

 大儀見や大野ら海外組が存在感の大きさを示し、宮間、川澄ら国内組も結果を出した。2戦目は1戦目で出場時間の少なかった選手および出番のなかった選手の起用が予想される。果たして1戦目で見せた“ベストメンバー”の強さとはどれほどの差があるのか。W杯に向け、貴重なサンプルを持ち帰りたい。