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二宮清純「唯我独論」 - Page 17

第538回 一振りに賭ける「天才」前田智の執念

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 寡黙な男が珍しく素直に喜びを表現した。20日のファイターズ戦、1対0の8回裏、1死一、二塁のチャンスで代打に起用されたカープの前田智徳は、植村祐介のフォークを三塁線に弾き返した。打球はサード小谷野栄
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第537回 教え子とメダルに挑む現代版“柔道の父”

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 2000年に柔道部が創設されたばかりの頃だ。了徳寺学園と聞いて、仏教系の宗教法人が運営する学校だとばかり思っていた。実際、京都市には大根焚(だいこだき)の行事で知られる法輪山了徳寺という真宗大谷派の
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第536回 野球は今も台湾との絆のシンボル

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 宮本慎也が2000本安打を達成した翌日、元東京ヤクルトの後輩・鎌田祐哉がリーグ最多となる7勝目をあげた。防御率も1.75でリーグトップである。 海の向こうの話だ。海の向こうといっても、もちろん米メジ
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第535回 稲葉育てた「中京の立ち襟」復活を

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「これが中京の4番なら、僕はもっと(上に)行けると思った」 祝福の言葉にはイチローらしいウイットが含まれていた。さる4月28日、北海道日本ハムの稲葉篤紀がプロ野球史上39人目の通算2000安打を達成し
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第534回 ペニー、汚名返上のチャンスまだある

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 ひと山いくらの舶来品ではない。06年には16勝をあげて最多勝に輝いている正真正銘のメジャーリーガーだ。マーリンズ時代の03年にはワールドシリーズで2勝を挙げ、世界一の立役者にもなっている。MLB通算
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第533回 山本昌、偶然の出会いが偉業へ導く

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 スパグニョーロ。スパゲッティの新しい種類ではない。歴としたベースボール・プレーヤーの名前である。しかしメジャーリーグでプレーした記録はない。本名ヨゼフ・スパグニョーロ。メキシコ人内野手だ。 この名も
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第532回 ノーヒッター3度、外木場に正当な評価を

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「7回くらいから、その兆しはありましたよ。相手が打てそうな気がしませんでしたから。それにシーズンが始まったばかりの4月はピッチャーが有利。実は僕の3回目(のノーヒット・ノーラン)も4月なんです」。感慨
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第531回 「日常で修行」射撃・松田は平成の鹿之助

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「我に艱難辛苦(かんなんしんく)を与えたまえ」。戦国時代の武将・山中鹿之助の至言だが、まさにこの御仁こそは“平成の鹿之助”だろう。 ロンドン五輪のピストルで金メダルを目指す松田知幸である。一昨年8月に
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第530回 ドジャース買収、「風吹けば」松井に活路も

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざがある。因果が巡り巡って第三者に利益がもたらされることの例えである。 スティーブ・コーエンと言えば米国のヘッジファンド、SACキャピタル・アドバイザーズの創業者
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第529回 広島・前田智の糸引く打球をしかと見よ

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「私はもう野球選手じゃないんで」。キャンプ中のひとコマ。カープの前田智徳は自虐的に語ったという。いかにも前田らしいなと私は苦笑を浮かべてしまった。あれはもう15年も前のことだ。 右足アキレス腱を断裂し
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第528回 電力のため、ファンのために試合時間短縮を

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 NPBが「試合時間3時間以内(9回)」を目標に掲げたのは2009年のレギュラーシーズンが始まる前のことだ。その前年には<野球の力で温暖化ストップ!>と随分、肩に力の入ったキャッチフレーズを作った。 
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