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スポーツ、輝きの瞬間 - Page 4

スポーツ、輝きの瞬間

第18回 他流試合の真髄 〜1976.June〜

スポーツ、輝きの瞬間

 野坂昭如さんは大好きな作家だが、小説を読むようになったきっかけは新聞に出たコメントだった。多くの識者が凡戦と評する中、野坂さんだけが「あんな緊張感のある試合は初めて観た」とのコメントを寄せたのだ。「
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第17回 つま先の真実 〜1972,January〜

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「クンロク(9勝6敗)大関」と揶揄されたが、貴ノ花ほど土俵をわかせる相撲をとった力士は他に知らない。まさに「横綱を超えた大関」だった。 星の数ほどある名勝負の中で、ひとつあげろといわれれば、1972年
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第16回 悲運のボクサー 〜1980,June〜

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 カルロス・サラテといえば「KOアーティスト」の異名を欲しいままにしたバンタム級史上に残るハードヒッターである。そのサラテからWBC世界バンタム級王座を奪ったのがルペ・ピントールである。 1980年6
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第15回 修羅の街道 〜1987,December〜

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「こんな島国で頂点に立てない人間が、世界の頂点に立てるわけがない」。異端のマラソンランナー中山竹通がそう言い切ったのは1987年12月6日のことだ。 ソウル五輪代表選考を兼ねた福岡国際マラソン。冷雨の
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第14回 誇るべき敗者 〜1971,July〜

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 オールスターゲームといえば、真っ先に思い出すのが江夏豊(当時阪神)の9連続三振だ。田舎でテレビ観戦していたが、記録達成後、江夏が左手を高々と突き上げたシーンは今でも鮮明に覚えている。 1971年7月
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第13回 早世の司令塔 〜1972.September〜

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 ミュンヘン五輪と聞けば、真っ先に頭に浮かぶのがパレスチナ武装勢力「黒い九月」によるイスラエル選手団襲撃事件である。犯行グループは選手村に侵入して、イスラエル人選手を人質にとった。 西ドイツ当局は犯人
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第12回 夕闇の死角 〜1996.July〜

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「何が起こるかわからない」のがサッカーではあるが、まさか“世紀のジャイアントキリング”を目のあたりにすることになるとは――。 1996年7月22日、米国マイアミ。アトランタ五輪予選リーグ日本対ブラジル
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第11回 真夏の怪物 〜1973,August〜

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 夏といえば甲子園。私にとって甲子園での最大のスターといえば太田幸司(三沢)。では最大の怪物は、といえば江川卓(作新学院)である。 1973年夏。江川擁する作新は春に続いて甲子園にやってきた。センバツ
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第10回 カラーテレビのセールスマン 〜1962.April〜

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 この時、私は2歳だから、もちろんこの試合は覚えていない。しかし「吸血鬼」の恐ろしさは身に染みて知っている。テレビで試合を観た日はこわくてひとりでトイレに行けなかった。 1962年4月23日、東京体育
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第9回 執念の金メダル 〜1984,August〜

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 この国の野球人は24年前の快挙をもっと誇ってもいいのではないか。 1984年8月7日、ロサンゼルスのドジャースタジアム。ロス五輪野球決勝。公開競技とはいえ、日本は米国を6対3で破り、金メダルを獲得し
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第8回 「柔道の美」が勝利した日 〜1992,July〜

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 バルセロナ五輪、柔道71キロ級決勝。赤旗2本が上がった瞬間、古賀稔彦は両の拳をしっかりと握り締め、空を見上げて「ハァーッ!」と叫んだ。同時に大粒の涙が頬をつたった。1992年7月31日のことだ。 実
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