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上田哲之「プロ野球哲学」

甲子園に愛された選手

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 たまたまつけたテレビのチャンネルが「リトルリーグ世界大会」の中継に合っていた。見るともなく見ていると、日本代表のやや小太りのエースが、ひとりだけ抜きん出て速いボールを投げる。ほうー、すごいじゃないの
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山田哲人から見えてくるもの

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 まれに見る大混戦が続くセ・リーグにあって、抜け出すとしたら、どのチームだろうか。大勢が見え始めるのはおそらく8月末あたりだろうけれど、8月上旬の現時点で、多くの評論家が注目するのが、東京ヤクルトであ
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柳田悠岐と秋山翔吾――強打者とは何か

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 セ・パ交流戦が終わると、必ず言われることがある。「セ・リーグよりパ・リーグのほうが強い」。今年の成績を見ても、交流戦の順位は1位から5位までパ・リーグ勢が並んでいるし、戦績はパ61勝、セ44勝、3分
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「彼の不在」について 〜日米球界の超越的才能〜

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 この国には、朝の野球と夜の野球がある。草野球の話じゃありませんよ。テレビ中継の話。朝とは、主として午前中に放映されるメジャーリーグ。夜とはもちろん、日本のプロ野球ナイトゲームである(3〜4月と8月に
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打撃する欲望――中村剛也から福田永将へ

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

「ていうかテラスだと恥ずかしいじゃないですか」 と埼玉西武の中村剛也は言ったそうだ(「日刊スポーツ」4月26日付)。4月25日、福岡ソフトバンク−西武戦の試合後のことである。 6回表、ソフトバンクの攝
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「綺想」の系譜――黒田博樹と高橋純平

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 黒田博樹(広島)の復帰後、公式戦初登板は3月29日の東京ヤクルト戦だった。 7回を5安打無失点で切り抜け、今季初勝利をあげた。試合後のヒーローインタビューでとびだした、「広島のマウンドは最高でした」
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日本ハムvs.広島のプレーから――野球の可能性について

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 なぜか、夏目漱石『夢十夜』の有名な書き出しを思い出していた。「こんな夢を見た。」 だから、こう書きおこすことにする。 こんなシーンを見た――。 カープ、お家芸の二塁牽制 2月28日、名護で行われた北
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決断と注目のとき――黒田とイチロー、大谷と岡本……

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 再び黒田博樹の生き方について 前回、黒田博樹(広島)には文書ではなく、会見の形で広島復帰を語ってほしかった、と書いた。なぜなら、そうすれば、記憶に残る名言が聞けるに違いないから、と。あの時点で発表さ
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黒田博樹という生き方

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 この年末年始の日本球界最大の話題といえば、やはり、黒田博樹の広島カープ復帰ということになるのだろう。なにしろ、まだ年末なのに、知人から「おめでとうございます」という連絡が来る。何のことかと思えば、黒
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2014年、日本野球の10大事件

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

<生れきて十八年のわれのこのきほこりを高くかかぐる  田部君子> 最近、お気に入りの歌である(池内紀さんの新著『戦争よりも本がいい』講談社「田部君子歌集」の項より孫引き)。これが、1933年(昭和8
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福岡ソフトバンクとSFジャイアンツ

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 まずは、福岡ソフトバンクに敬意を表しておきたい。リーグ優勝を果たしたうえでの日本シリーズ制覇、おめでとうございます。何よりも、この両方をクリアしての日本一、というのが素晴らしい。 日本シリーズは、阪
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