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二宮清純「唯我独論」 - Page 28

第420回 朝青龍 力道山の悲劇に学べ

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 プロレスラーの力道山が東京・赤坂のクラブ「ニューラテンクォーター」で暴力団員と口論の果てにもみ合いとなり、ナイフで腹を刺されたのは1963年12月8日のことだ。その1週間後、突如として容体が悪化し、
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第419回 貴乃花の“やむにやまれぬ大和魂”

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂」。幕末、吉田松陰が米国に密航を企てたが失敗。江戸へ護送される途中、高輪・泉岳寺で赤穂浪士の故事に託して詠んだ歌である。 損になるどころか、
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第418回 星一徹ばり名コーチだった桑田氏の父

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「小学校2、3年生の頃かな。初めて父親にグラブを買ってもらった。僕はもう、うれしくて寝られないわけです。で、学校から一目散に帰ってグラブを手にすると、なんと綿が全部抜いてある。もう何ちゅう親かと思いま
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第417回 一門離脱・貴乃花親方は真の改革者

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 田中角栄の元秘書で政治評論家の早坂茂三さん(故人)と今はなき「諸君!」という月刊誌で対談したことがある。タイトルは「司令塔の条件」。いきおい話は「加藤の乱」に及んだ。加藤紘一氏が盟友の山崎拓氏と組み
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第416回 勝つべくして勝ったベテラン吉田

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「アラフォーに元気を与えたかった。やればできるんだぞってね」。大晦日、石井慧との柔道金メダリスト対決を制した吉田秀彦は語気を強めて言った。 40歳と23歳。メタボなお腹とハガネのような肉体。しかも40
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第415回 知略と気迫の頂上戦 競輪GP

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 競輪における最少の単位の着差は「微差」である。競馬でいうところの「鼻差」だ。長さにすれば1センチ未満。これで負ければ泣くに泣けない。 1993年の競輪GP。33歳の滝沢正光は大外を強襲する高木隆弘と
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第414回 危険で甘美な長谷川の「神の距離感」

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 ボクサーにとって必要なものは何か。スピード、打たれ強さ、パンチ力…。どれも必要だが最も大切なのは「距離感」ではないか。さる18日、10度目の防衛に成功したWBC世界バンタム級王者・長谷川穂積こそは「
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第413回 西村新監督がまずやるべき“脱ボビー”

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 自分の色を出すということは、すなわち前任者の色を消すということでもある。前任者が偉大であればあるほど、それを急がなければならない。自分の目指す野球とは何か。新監督はメッセージを明確に選手たちに伝える
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第412回 プラスにならない“やましきリップサービス”

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 やましき沈黙――。聞いていて背筋が凍るほど衝撃的な証言だった。 NHKがこの8月に放送した「日本海軍 400時間の証言」の一場面。誰もが太平洋戦争は無謀だと知りつつ、止められなかった。「自分の意見を
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第411回 常に世界を意識させる稲盛語録

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 カリスマと呼ばれる人物が近年、めっきり少なくなった。政治の世界においてしかり、経済の世界においてしかり、スポーツの世界において、またしかり。 そんななか威風あたりを払っているのが京セラ創業者で現名誉
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第410回 尾花監督 最初の仕事は“藤井探し”

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 横浜の新監督に就任した尾花高夫は今でも玄界灘に面した唐津への墓参りを欠かさない。そこにはホークス時代、苦楽をともにした藤井将雄が眠っている。 99年、尾花は当時の監督・王貞治の要請でホークスの1軍投
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