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二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 - Page 13

工藤公康の投球論<前編>

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

「もう勝てないかと思った。勝つことがどれだけ難しいか、26年やってあらためて感じましたね。忘れられない1勝になります。家でかあちゃんが泣いてるらしいよ」 横浜のサウスポー工藤公康が2007年5月23日
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貴花田研究序説<後編>

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 念願の大関獲りは初場所に持ち越しになったとはいえ、貴花田が大鵬、北の湖級の逸材であることに異を唱える者はいまい。足腰が強い上に、まわしを切るのが途轍もなくうまく、先述した立ち合いの際の親指の向き以外
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貴花田研究序説<中編>

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 ビデオテープを何度も見ると気づくのだが、仕切り線よりも後方から仕切ることによって確かに出足が鋭くなった反面、バタバタといささか慌ただしい。土俵の上を走っているような印象は、大関、さらには横綱を目指す
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貴花田研究序説<前編>

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 数ある格闘技の中で、最も短時間で勝負のつくのが相撲である。参考までに言えば、九州場所千秋楽の中入り後、一取組あたりの平均所要時間はわずか9.4秒だった。「相撲は立ち合いがすべて」といわれる所以である
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松井秀喜とイチロー――海を渡ったライバル物語<後編>

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 メディアの視線は松井にばかり集まっているが、どちらが全米を席巻するような活躍をするかとなれば、それは3年目を迎えるイチローだろう。ルーキーの年、イチローは打率3割5分、56盗塁、127得点で二冠に輝
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松井秀喜とイチロー――海を渡ったライバル物語<中編>

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 エキシビジョンゲームでの松井のバッティングを見ていて気になったことがもうひとつあった。それは三振がきわめて少ないことだ。3月18日現在、41打席で松井はわずか2つしか三振を喫していない。空振り三振に
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松井秀喜とイチロー――海を渡ったライバル物語<前編>

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 マリナーズのイチローが「天才」と呼ばれるのは、こうした芸当をいとも簡単にやってのけるからだろう。 3月7日(現地時間)のジャイアンツ戦、イチローはサウスポーのスコット・エアーから右中間スタンドに特大
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川口和久vs.西武ライオンズ――「最高のボールとは何か」<後編>

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 いくつか疑問が残る。ワンポイントではあったにしろ、なぜあの場面で疲れの残っていた川口をリリーフに起用したのか。ライオンズの森監督は「これで最終戦に川口は使えない」と判断し、「広島が勝ちに来てくれたの
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川口和久vs.西武ライオンズ――「最高のボールとは何か」<中編>

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 とはいえ肉眼で見る限り、運命のボールは失投ではなかった。見逃せばインコース高目のボール球。3球勝負も川口の「焦り」と見るのは間違いだろう。バッター・イン・ザ・ホールのカウントでズバッと勝負球を投げ込
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川口和久vs.西武ライオンズ――「最高のボールとは何か」<前編>

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 狭山丘陵の一角にある西武球場は、すりばち状になっているため、秋になるとライト後方から吹いてくる風が中空ですさぶように舞う。 試合の中盤ごろから風が徐々に強くなり、スタンドの観客は一斉にジャンパーやコ
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改革元年を彩る“新采配”の原点

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 3年連続最下位。昨季、合併問題でミソをつけたオリックスにとって、仰木彬の4年ぶりの監督復帰は、久々に放ったクリーンヒットだった。 69歳での監督就任は根本陸夫(故人・元福岡ダイエーホークス監督)の6
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