ページのトップへ

二宮清純オピニオン - Page 14

奇跡のバックホーム<後編>

 試合は、いよいよ延長11回に突入する。 11回表、松山商の攻撃。バッターボックスには10回裏、“奇跡のバックホーム”でチームを絶体絶命の危機から救った矢野が立っていた。<この原稿は『スポーツ名勝負物
続きを読む

第652回 75年甲子園決勝「恵み」の2日間雨天順延

 開会式が2日順延されたのは、96回目を迎えた夏の甲子園史上、初めてのことだという。この先の天候は大丈夫か。 雨といえば、思い出すのが1975年の大会だ。私も高校生だったので、よく覚えている。大会期間
続きを読む
二宮清純「スポーツのツボ」

第39回 人間性と旺盛な野心で頂点に立つ(マヌエル・ノイアー)

 ブラジルW杯が開幕する前のことだ。元日本代表GKの小島伸幸に「GKにとって最も必要な条件は何か?」と質した。「一番は人間性です」 意外な答えが返ってきた。「GKは失点した場合、全部、それをひとりで背
続きを読む

第651回 「型破り」が世界王者・高藤の柔道の「型」

「型破りとは型のある人がやるから型破り。型のない人がやったら、それは型なし」 生前、歌舞伎役者の中村勘三郎が、よく口にしていた言葉だ。伝統芸能におけるイノベーションとは、もちろん前者であり、後者は単な
続きを読む
二宮清純「プロ野球の時間」

第562回 160キロ大谷翔平に「投手一本」の声

 オールスターゲームに、投手と野手の両方で選ばれたのは関根潤三(1951年、53年=投手。59、60、62、63年=野手)以来、実に55年ぶりだった。 言うまでもなく北海道日本ハムの“二刀流”大谷翔平
続きを読む

奇跡のバックホーム<中編>

 星子のツーベースが出たところで、澤田は2年生投手の新田に代え、3年生の渡部をマウンドに送った。「キャッチボールしかやってなかったので、びっくりしました」 接戦でのリリーフは覚悟の上だったが、渡部はで
続きを読む

第650回 甲子園勝率1位・愛媛の“落日”を子規はどう思う

 風前の灯とは、このことだ。近年の勢いからして、一度抜かれたら抜き返すのは至難だろう。どこまで持ちこたえられるのか。 夏の都道府県別甲子園勝率1位は愛媛県の6割5分(115勝62敗1分)。1953(昭
続きを読む

第649回 監督代行が開く正規監督への新たな道

 幹事長がいて幹事長代行がいる。幹事長代行がいて幹事長代理がいる。幹事長代理がいて副幹事長もいる。 これらのポストが同時に存在するのだから、政治の世界は、ややこしい。ところで政党において代行と代理は、
続きを読む
二宮清純「スポーツのツボ」

第38回 最強のチャレンジャーを迎える勇断(八重樫東)

 立場こそチャンピオンだが、実質的にはチャレンジャーと言っていい。下馬評は圧倒的に不利だ。 ボクシングWBC世界フライ級王者・八重樫東が4度目の防衛戦に迎える相手はWBA世界ミニマム級、同ライトフライ
続きを読む

奇跡のバックホーム<前編>

 8月9日に開幕する夏の甲子園へ向けて、各地で高校野球の熱戦が繰り広げられている。近年は選手の健康管理が課題とされ、休養日が設けられた。投手の球数制限なども議論に挙がっており、来年以降、延長戦における
続きを読む

第648回 未来のパラリンピアンづくりの方策を

 アテネ18個、北京12個、ロンドン4個――。何の数かご存知か? 実はこれ、夏季パラリンピックにおける陸上競技のメダル数である。 右肩下がりどころではない。急降下である。「ここまで落ちてしまったら、も
続きを読む