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二宮清純「本はともだち」(第3金曜更新) - Page 4

強さの秘密、原点を愚直に実行

二宮清純「本はともだち」(第3金曜更新)

 巨人論や阪神論は掃いて捨てるほどあるが中日について本格的に論じた著作は珍しい。名古屋を中心とする東海地方では圧倒的な支持を誇る中日だが、全国的に見れば巨人や阪神の敵役といった位置づけだ。 しかし近年
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海底は「宝の隠し場所」

二宮清純「本はともだち」(第3金曜更新)

 日本の国土面積は約38万平方キロメートル。これは世界61位である。ところが排他的経済水域と領海を足した面積は447万平方キロメートル。一気に世界で6位に躍り出る。これで驚いていてはいけない。海の深さ
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元専属料理人、実相伝える

二宮清純「本はともだち」(第3金曜更新)

 著者は閉ざされた独裁国家・北朝鮮の実相を最もよく知る日本人である。10年以上に渡って専属料理人として金正日総書記に仕え、後継者とされる正恩氏の遊び相手も務めた。ロイヤルファミリーの裏の裏まで知り尽く
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角界支える横綱の声

二宮清純「本はともだち」(第3金曜更新)

 横綱・白鵬は秋場所を4場所連続全勝優勝で飾り、連勝記録を62にまで伸ばした。順調に白星を重ねれば九州場所の7日目には「昭和の角聖」双葉山が持つ69連勝の大記録に肩を並べることになる。宿敵・朝青龍が引
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国家思想を確認する情報源

二宮清純「本はともだち」(第3金曜更新)

 切手はメディアである――。それが郵便学者である著者の一貫した主張だ。原則として国家が切手を発行する以上、時の政権の主義主張が反映されるのは当然のことだ。逆に言えば国家意思を確認する上での貴重な情報源
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「突破」「破壊」の人物像に迫る

二宮清純「本はともだち」(第3金曜更新)

 「残念ながらお会いすることができなかった」。参院戦惨敗後の菅直人首相の発言だ。無役の議員が一国の宰相に対して言っているのならわかる。真実はその逆だ。素朴な疑問だが、こんな国、他にあるのだろうか。こう
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「そのうち治るさ」に潜む危険

二宮清純「本はともだち」(第3金曜更新)

 「健康寿命」なる専門用語を初めて知った。世界保健機関(WHO)によれば平均寿命から介護が必要になってしまった期間を差し引いたものだという。 仮に80歳まで生きたとしても70歳で要介護になれば、「健康
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人物史の体裁で内像描く

二宮清純「本はともだち」(第3金曜更新)

 紀元前508年からおよそ180年間にわたって花開いた世界史にも稀有な民主政――それがアテネ民主政である。古代ギリシアの最盛期にあって、なぜアテネ民主政だけが安定的に持続することができたのか。本書の出
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等身大の隣国を描き出す

二宮清純「本はともだち」(第3金曜更新)

 赤いメガネでモノを見れば赤く見える。青いメガネで見れば青く見える。透明なレンズはないものかと探していたら、この本に出くわした。 という書き出しでスタートする本書は主観や情緒を極力排し、等身大の隣国を
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固定観念や先入観を疑え

二宮清純「本はともだち」(第3金曜更新)

 背筋が凍るような米国のレントゲン技師の失敗を紹介しよう。ある医師が時代をさかのぼって患者の胸部X線写真をチェックしたところ、見つかった腫瘍の90%が、前のX線写真にも写っていたという。要するに技師が
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ストレートな著者の思い

二宮清純「本はともだち」(第3金曜更新)

 長嶋茂雄はサインを求められると決まって「野球というスポーツは人生そのものだ」と書く。それからタイトルとなった。 今から10年前のことだ。長嶋の背番号が「33」から「3」に戻ったと聞いて巨人のキャンプ
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