4月26日(土)

 千葉ロッテの高校生ドラフト1巡目ルーキー唐川侑己がヤフードームで行われた福岡ソフトバンク戦でプロ入り初登板初勝利を収めた。先発した唐川は7回を投げて3安打無失点に抑える好投。試合は6−1でロッテが勝利した。
 初登板とは思えない素晴らしい投球だった。初回、唐川はソフトバンク先頭の川崎宗則をスライダーで空振り三振に切って取ると、すべてのアウトを三振で奪う立ち上がりを見せる。キレのあるストレートを軸に、効果的に変化球を使い、与えた四球は1個のみ。抜群の安定感で、2試合連続完封負け中と元気のないソフトバンク打線を封じこんだ。

 一方、マリーンズ打線は18歳の右腕をしっかり援護した。大学生・社会人ドラフト1巡目ルーキーのソフトバンク・大場翔太に対し、4回に女房役の橋本将のタイムリーで先制。5回に1点、7回には3点を追加して試合を決めた。

 高卒ルーキーの初登板初勝利はドラフト制導入以後では15人目。ロッテでは球団初の快挙となった。同じく高校出の中田翔(北海道日本ハム)、由規(東京ヤクルト)と並びBIG3と称されながら、キャンプでは唯一2軍スタート。他の2人に比べると決して目だってはいなかった。しかし、もっとも先にプロで結果を残し、潜在能力の高さをはっきりと見せつけた。

◇パ・リーグ
 ソフトバンク、4連敗で10年ぶり借金4(ロッテ5勝3敗、ヤフードーム)
千葉ロッテ       6 = 000110301
福岡ソフトバンク   1 = 000000001
勝利投手 唐川(1勝0敗)
敗戦投手 大場(2勝3敗)

 ドミンゴの3年ぶり完封で4連勝(楽天4勝3敗、クリネックススタジアム宮城)
北海道日本ハム   0 = 000000000
東北楽天       4 = 00004000×
勝利投手 ドミンゴ(1勝2敗)
敗戦投手 藤井(1勝2敗)

 中島、乱打戦制す逆転3ラン(西武5勝3敗、西武ドーム)
オリックス    8 = 010100150
埼玉西武   10 = 01001233×
勝利投手 三井(1勝0敗)
敗戦投手 吉野(0勝1敗)
セーブ   グラマン(1勝0敗7S)
本塁打   (オ)ローズ9号3ラン
       (西)ボカチカ2号2ラン、中村6号3ラン、中島5号3ラン

◇セ・リーグ
 上原、5回持たず巨人の連勝ストップ(阪神3勝2敗、甲子園)
巨人   2 = 100010000
阪神   6 = 00302001×
勝利投手 岩田(3勝1敗)
敗戦投手 上原(0勝4敗)

 ブラウン監督、6度目の退場も白星(広島3勝2敗、横浜)
広島   2 = 000000110
横浜   1 = 000000010
勝利投手 高橋(3勝1敗)
敗戦投手 三浦(1勝3敗)
セーブ   横山(1勝0敗3S)

 和田、貴重な決勝ホーマー(中日3勝2敗、神宮)
中日        1 = 000100000
東京ヤクルト   0 = 000000000
勝利投手 小笠原(3勝1敗)
敗戦投手 村中(2勝2敗)
セーブ   岩瀬(7S)
本塁打   (中)和田5号ソロ


<Jリーグ>
 清水、今季2勝目 (日本平)
清水エスパルス 1−0 FC東京
【得点】
[清水] 青山直晃(44分)

 新潟2連勝(札幌ド)
コンサドーレ札幌 0−1 アルビレックス新潟
【得点】
[新潟] 松尾直人(63分)

 名古屋、今季初黒星 (味スタ)
東京ヴェルディ 2−0 名古屋グランパス
【得点】
[東京] ディエゴ(54分)、河野広貴(72分)

 大分、深谷のゴールで接戦を制す (九石ド)
大分トリニータ 1−0 横浜F・マリノス
【得点】
[大分] 深谷友基(31分)

 高原2ゴールで完全復活(西京極)
京都サンガF.C. 0−4 浦和レッズ
【得点】
[浦和] 高原直泰(57、75分)、田中マルクス闘莉王(60、65分)

 先制点も千葉、泥沼の4連敗(フクアリ)
ジェフ千葉 1−2 ジュビロ磐田
【得点】
[千葉] 谷澤達也(22分)
[磐田] ジウシーニョ(42、57分)

 川崎、高畠体制白星スタート(等々力)
川崎フロンターレ 3−2 柏レイソル
【得点】
[川崎] ジュニーニョ(67分)、森勇介(71分)、谷口博之(85分)
[柏] アレックス(26分)、小林祐三(40分)