金子達仁
ブレまくっている、という自覚はある。極めて重要だ、と書いたり、あまり気にする必要もないのかな、と思ったり。たぶん、この先も盛大に揺れ動くことにはなるのだろうが、いまのところの思いはといえば、「やっぱり大事かも」になる。 […]
かれこれ四半世紀以上前の話になる。 ある著名な方にインタビューをさせていただくことになった。ロック好きで知られる方だったこともあり、いつもよりは緊張せずに取材に臨めた記憶がある。世代的には先方の方が一回 […]
後にレッドカードの何たるかすらご存じなかったことが明らかになる御仁に、平和賞なるものを進呈した時は心底呆れた。その御仁の言いつけによるものか、まったくの無関係かはともかく、一度提示されたカードの効力が取り消された際は「 […]
東京は暑い。エアコンがなければ原稿を書くこともままならないだろう。だが、この東京よりも暑く、かつエアコンが使えなくなってしまった地域がある。いま東京在住の一ライターにできるのは、この酷暑がさらなる犠牲者を生まないよう祈 […]
過去、W杯は大会ごとにさまざまな論争を生んできた。一過性のものですぐ鎮火したものもあれば、大会が終了しても、数十年が経過してもまだわだかまりを残すものもある。ただ、W杯における最古にして最大の論争は何かと問われれば、わ […]
圧力をかけたとされる側も、かけられたとされる側も、直接的な影響はなかった、と言っている。かけた側はレッドカードの何たるかさえ知らず、かけられた側は「よくあることだ」とまで言い切った。ならば、信じよう。圧力はなかった。レ […]
1位で抜けてモロッコと戦うか。それとも、2位でブラジルか。いや、そもそもC組の首位をブラジルと決めつけていいものか。最後の最後にスコットランドが意地を見せて、ブラジルを2位に引きずり降ろすのではないか……などなど、自分 […]
負けたくないという気持ちが先に立ちがちなW杯の開幕戦は、堅いスコアに落ち着くことが多い。過去には5大会連続で0-0というスコアだったこともある。 もちろん、「初戦を落としたくない」との思いは、1次リーグ […]
出場したいという国が少なかった1930年、ウルグアイで開催された第1回大会を除くと、W杯は第11回のアルゼンチン大会まで、16の出場国で行われてきた。16分の8が次のステージに進み、トーナメントならば8分の4、2次リー […]
藤田がメンバーに入らなかったのには驚いた。守田の落選は論議を呼ぶだろうな、とも思った。JリーグのPK戦で結果を出した谷が選ばれなかったのにはガッカリした。とはいえ、100人いれば100通りの考え方があるのが、サッカーと […]
佐野海舟の市場価値が暴騰している。 「2500万ユーロ(約46億円)では彼の片足すら買えない」 そう言い切ったのはマインツのスポーツディレクターである。今季の佐野のプレーを見ればわからなく […]
他国を訪れてみて、日本にはない習慣や文化に驚くことはいまでもある。ただ、わたしにとって人生最大の“異文化ショック”は、40年前、初めての外国でもあったメキシコでの経験だった。 水を、買う。 […]
進んで認めたがる者はあまりいないだろうが、プロにとっては、負けることもまた仕事の一つである。 負ける者がいなければ、勝つ者もいない。負けるたびに打ちひしがれていては、次の試合に差し支えが出る。ゆえにほと […]
「21世紀はアフリカの時代になる」と世界中で語られていた時期があった。 アフリカ勢が最初に世界を驚かせたのは、82年のW杯スペイン大会だろう。カメルーンがイタリア、ポーランド、ペルーと引き分け、アルジェリ […]
かのウィンストン・チャーチルは、日本海軍航空隊によって戦艦プリンスオブウェールズなどが撃沈されたとの報に接した時のことを「戦争の全期間を通じて、これ以上の打撃を受けたことはなかった」と回顧している。ナチスドイツがポーラ […]
サッカーの世界では「強い者が勝つのではない。勝った者が強いのだ」と言われることがある。けだし名言。ただし“本番”に限る。親善試合である以上、「勝ったのは日本だったが、強かったのはイングランドだった」ということは、しっか […]
3点差の勝利が必要な状況で、チームは先制点を奪われた。相手は優勝候補、気持ちが切れてしまっていても不思議ではない。 だが、彼らは諦めなかった。まず1点を返して前半を終えると、後半の立ち上がりにPKを獲得 […]
古橋広之進さんが世界記録を出した時、あるいは白井義男さんが世界王者になった時を知っている方なら、分かるかもしれない。54年のW杯スイス大会を記憶しているドイツ人であれば、間違いなく理解してくれる。スポーツおける飛び切り […]
28年前のW杯のことを思い出してみる。対戦相手はアルゼンチン、クロアチア、ジャマイカだった。バティストゥータは凄い。スーケルは厄介。ジャマイカは……。知りたかったのは、知っていたのはピッチ内のことに限られていたし、試合 […]
4年前の2月27日、FIFAはロシアのウクライナ侵攻を受けて声明を発表した。まずロシアの武力行為を非難し、ロシア国内での国際試合の禁止や、同年5月にサンクトペテルブルクで開催されることになっていた欧州CLの開催権を剥奪 […]
職業柄、言葉つかいには敏感な方である。普段だったら、絶対に突っ込む。でも、今回は許す。りくりゅうペアの金メダル。どこかのメディアが「全国民が泣いた」と書いたとしても、全面的に許す。顔をぐしゃぐしゃにしながら許す。いや、 […]
蹴れば80%前後の確率で決まる。にもかかわらず、PKは苦手だ、嫌いだと公言する名ストライカーは珍しくない。 気持ちもわからないではない。彼らは普段、野球のバッターに近い感覚で生きている。つまり、7回失敗 […]
自信。かつての日本サッカーに欠けていたもの。才能はいた。26年現在欧州で活躍している日本人選手にまるでヒケをとらない、ひょっとしたらはるかに凌駕する才能を持った選手もいた。ただ、彼らの多くは、9割9分9厘は、自らの才能 […]
実質20歳以下のチームでU-23アジア杯に挑んでいた日本が、決勝で中国を4-0で下して2連覇を達成した。見事な優勝だった。 試合前、無失点で決勝まで勝ち進んできた中国の鼻息は荒かった。彼らが準決勝で快勝 […]
U-23アジア選手権に参加している21歳以下日本代表が、韓国を下して決勝進出を決めた。準々決勝のヨルダン戦に続き、内容的には不満の残る試合ではあったが、そこにある種の頼もしさを感じている自分もいる。 ま […]