FORZA SHIKOKU
久保飛翔は幼稚園の年少から剣道を習っていたが、小学生の時にサッカーと出合った。自発的に「やりたい」と両親に頼み込んで、強豪クラブに所属する。周囲は幼稚園からサッカーを始めていた生徒ばかりでレベルが高かった。当初は久保も […]
空中戦に強く、相手の攻撃を何度もはね返す姿は見ていて頼もしさを感じさせた。彼の名は久保飛翔(つばさ)。1.FSVマインツ05所属のFW武藤嘉紀を輩出した名門・慶應義塾大学ソッカー部のキャプテンを務め、今シーズンからはJ […]
2023年春、山下叶夢は東洋大学レスリング部の門を叩いた。同大には2学年上の兄が通っていた。また入学前から知る前田翔吾がコーチ(当時、現・監督)に就任していたことも進学を決めた理由のひとつだった。 しか […]
2016年7月、全国少年少女レスリング選手権大会・女子6年40kg級決勝で敗れ、山下叶夢(現・東洋大学3年)の大会連覇は5で途切れた。小学6年のシーズン、山下はクイーンズカップも準優勝(小学5・6年40kg級)、全国少 […]
東洋大学3年の山下叶夢がレスリングを始めたのは、両親の影響が大きい。父・忍、母・和代は元レスリング選手で、彼女が生まれた時には高松レスリングクラブで指導者の道(父が監督で、母がコーチ)を歩んでいた。8学年上の姉、2学年 […]
2024年パリオリンピックでレスリング日本代表は男女8種目で金メダルを獲得するなど活躍した。四国勢は男子77kg級の日下尚ら4人が出場し、日下を含む3人が金メダルを胸に飾った。香川県出身の東洋大学レスリング部の山下叶夢 […]
中学3年の大森遊音はサンフレッチェ広島ユースのセレクションに落選し、途方に暮れていた。 「中学3年の進路の時期は、“本当にどうしようか”と一番悩んだところです。次の希望は一応、広島市内の高校だったのですが、自分としては […]
愛媛FCユースを経て、現在は国士舘大学サッカー部に所属する大森遊音だが、出身は広島県尾道市である。「親の仕事の関係で転校が多かったです。最初は岡山県倉敷市。幼稚園の時は尾道で、小1の終わりからは2年間だけ東京の板 […]
サッカーのボランチとはポルトガル語で「車のハンドル」という意味の通り、中央にポジションを取って攻守のかじ取り役を担うポジションだ。敵の攻撃の芽を摘み、パスでチームを動かすのが基本的な役割である。国士舘大学サッカー部3年 […]
プロ志望の篠原颯斗(現・日本体育大学4年)だが、徳島県立池田高校3年時にはプロ志望届を提出しなかった。プロ志望届は、2004年に制度化されて以降、NPB球団入りを目指す日本の学生が、所属する連盟に提出しなくてはならない […]
2019年、試合に敗れた美馬市立江原中学3年の篠原颯斗が号泣している姿を見て、「この子と3年間、一緒にやってみたい」と考えたのが徳島県立池田高校の井上力監督だ。井上は池田が1986年に選抜(センバツ)を制した時のメンバ […]
プロ野球選手を多数輩出した日本体育大学硬式野球部でエースナンバー「18」を背負う篠原颯斗(4年)は、野球エリートではない。生まれ育った徳島で、小中高と全国大会に出場することはできなかった。2003年秋、徳島県美馬市で生 […]
「ドラフト1位でプロに行く」 そう力強い目標を掲げているのが、日本体育大学硬式野球部4年・篠原颯斗だ。昨年秋、首都大学野球リーグ戦1部で4勝を挙げ、防御率0.40をマーク。最優秀投手とベストナインに選ばれ、冬には侍ジャ […]
2013年、川之江北中学柔道部と川之江柔道会で技を磨いた立川新は、柔道の名門である新田高校に進学した。愛媛県松山市にある新田高校は1938年に創設。多くの部活動が全国大会に出場するマンモス校だ。寮は学校の目の前にあり、 […]
立川新は川之江柔道会に入門したばかりの頃は3歳の時だった。体が小さく悔しい思いをすることが少なくなかった。負けず嫌いの少年は父・昭宏の課したクライミング、走り込み、足指の筋力強化、パワーアンクルの装着といったトレーニン […]
立川新が柔道を始めたのは3歳からである。彼を近所の川之江道場に連れていったのは経験者の父・昭宏だった。 (2018年9月の原稿を再掲載しています) 父は入門当時の息子の様子を振り返った。 […]
日本男子の柔道界において、73キロ級は層が厚い。大野将平(旭化成)はリオデジャネイロオリンピックの金メダリスト。橋本壮市(パーク24)は2017年世界選手権王者である。彼らを筆頭に積極的に技を仕掛ける柔道家が多い。激戦 […]
2023年春、早稲田大学に入学した垣田真穂は拠点を静岡県に移した。1933年創部の同大自転車部の拠点は埼玉県所沢市にも関わらず、なぜ垣田は静岡に向かったのか――。それは松山学院高校卒業前に、日本自転車競技連盟(JCF) […]
2020年春、垣田真穂は愛媛県の松山城南高校(翌21年から松山学院高校に校名変更)の門を叩いた。松山城南は当時・全国高校総合体育大会(インターハイ)3連覇中の強豪校。福岡県タレント発掘事業、「ジャパン・ライジング・スタ […]
福岡県北九州市で生まれた垣田真穂(早稲田大学自転車部&チーム楽天Kドリームス)。その名前は両親の祖父から漢字1字ずつを取って付けられた。また「穂」については女子サッカー界のレジェンドにも由来しているという。ちなみに垣田 […]
自転車競技には大きく分けて8つの種目がある。そのうちオリンピック種目はロードレース、トラックレース、マウンテンバイク、BMXの4つだ。パリオリンピックにトラック日本代表として出場した垣田真穂(早稲田大学自転車部2年/& […]
帝京大学駅伝競走部4年生の岩佐壱誠は徳島科学技術高校、通称科技校の電気コースを選択していた。このコースを選択した理由は「就職率が高いから」だった。ところが高校2年の冬、進路を「就職」から「大学進学」に変更する。きっかけ […]
帝京大学駅伝競走部4年生の岩佐壱誠は中学時代、剣道部に属しながら駅伝大会前に結成される期間限定の部活に招集されていた。中学2年の冬に開催された徳島駅伝16郡市という郡市対抗戦を走った。その走りを見た徳島技術科学高校の陸 […]
帝京大学駅伝競走部に所属する4年生の岩佐壱誠は、徳島県那賀町で生まれ育った。この町は高の瀬峡という峡谷や大釜の滝、大轟の滝など景勝地がある。大自然の地に岩佐は生を受けた。 (2019年5月の […]
帝京大学駅伝競走部は1999年に創部された。部の歴史は浅いが正月の風物詩と言われる箱根駅伝の常連校である。同駅伝での最高順位は第76回大会と第89回大会で記録した総合4位。2005年11月に就任した中野孝行監督の指導の […]