FORZA SHIKOKU
宇山賢は、25歳とは思えないほど落ち着きがあり、紳士的だ。幼少期、彼はどんな少年だったのか。本人に問うと、「僕が子供の頃、カードゲームが流行っていました。限定カードや価値が高いカードがどうしても欲しかった。手に入れるま […]
高松市は香川県の中央に位置する四国の経済都市である。降水量も少なく、年間を通して温暖な気候だ。 (2017年4月の原稿を再掲載しています) この土地で生まれ育った宇山賢はフェンシング・エペ […]
「初めて見たのは高校2年生の時。“上手なセッターがいるなぁ。こういう子が来てくれたらウチも強くなるかなぁ”と思っていました」 そう五頭寛大(ごとう・かんだい)について語るのは、びわこ成蹊スポーツ大学バレーボール部監督の […]
2019年春、五頭寛大(ごとう・かんだい)は生まれ育った愛媛県を離れ、「日本一」を目指して京都の東山高校に進学した。多くの運動部が全国レベルの同校はバレーボール部も強豪として知られている。 五頭は愛媛県 […]
東京グレートベアーズ(東京GB)の五頭寛大(ごとう・かんだい)は2003年1月25日、愛媛県松山市に生まれた。「外で遊ぶタイプで、家にあまりいませんでした」。五頭曰く「田んぼと海が近くにありました」という長閑なまちで、 […]
バレーボールにおけるリベロとは、その語源にあたる『自由』とは異なる向きがある。前衛でのプレーが制限され、アタックも許されない。守備専門のスペシャリストポジションだ。その特異なポジションで“プロ2年生”を迎える大学生が、 […]
高校女子サッカーの強豪である日ノ本学園に所属していた中田有紀。AチームとBチームの間で苦しんでいた。チャンスをもらうものの、うまく生かせない自分にいら立ちを感じていた。 <2020年1月の原 […]
愛媛県の松山市立さくら小学校に入学し、1年生の終わり頃から地元の少年団でサッカーを始めた中田有紀。4年生からは桑原女子FCというチームにも加わった。愛媛県サッカー協会の理事がこのチームのコーチを務めていた。専門家の指導 […]
早稲田大学ア式蹴球部女子(早大女子サッカー部)の左サイドバック・中田有紀は愛媛県松山市で生まれ育った。取材をした際、彼女は非常に落ち着いていた。しっかりとした若者という印象を受けた。 <2020年1月の原 […]
早稲田大学ア式蹴球部女子(早大女子サッカー部の名称)は、全日本大学女子サッカー選手権大会を6度、関東大学女子サッカーリーグを6度制し、関東女子サッカーリーグにおいては11連覇中の強豪校だ。チーム不動の左サイドバックが愛 […]
「日本一になることを目標にしていました」 2020年春、三浦愛華は園田学園女子大学に入学した。しかし新型コロナウイルス感染症が流行した影響により、全国の学生同様、満足に練習を積めない不運もあったが、園田の環境に不満はな […]
「毎日辞めたいと思っていました」 そう振り返るほど三浦愛華にとって、奈良県立添上高校陸上競技部の練習はきつかった。タイムが伸びず、自分が成長しているとの手応えも微塵も感じられなかったのだろう。 「2年生の半ばまで、つい […]
今や陸上の日本代表に名を連ねるほどになった三浦愛華だが、競技を本格的に始めたのは意外にも地元の奈良市立若草中学に入学してからだった。なぜ陸上だったかについては、三浦自身はこう説明する。「チーム競技よりも個人競技が自分に […]
女子4×100mリレー日本代表は、バハマ・ナッソーでパリ行き切符を掴めなかった。「個人としても、チームとしても悔しさが残る大会でした」 そう語るのは初日、2日目と第1走者を務めた三浦愛華(愛媛県競技力向上対策本部)であ […]
日本発のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」の22-23シーズン。Karimこと荒岡カリムが新天地に選んだのはLIFULL ALT-RHYTHM(ライフル アルトリズム)だった。「単純にアルトリの作品が好きだった。di […]
中学2年生にして、「ダンスで生きていく」と決意したKarimこと荒岡カリム。徳島の城北高校に進学した。この頃のライバルは己の胸中に巣食う弱さ。「いろいろなダンサーを見ては刺激を受けていましたが、いつも戦っていたのは自分 […]
D.LEAGUEのLIFULL ALT-RHYTHM(ライフル アルトリズム)に所属するKarimこと荒岡カリムは2001年5月14日、徳島県徳島市で生まれ育った。モロッコ人の父、日本人の母との間に生まれた男の子は「心 […]
日本発のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」の23-24シーズンは、残すところROUND.14とチャンピオンシップ(CS)のみとなった。既にCS進出の望みは絶たれているが、独自の世界観をショーケースで披露し、抜群の存在 […]
名木利幸は複雑なサッカーのルールや仕組みを歯切れの良い言葉に冗談を織り交ぜて説明するのがうまい。副審としての経験と知識、そして彼の人柄がそうさせるのだろう。そんな名木に、科学の力で誤審を防ごうとする近年の傾向について訊 […]
名木利幸はこれまで、J1で309、J2で113、J3で3試合、計425試合を副審として見てきた(2017年2月6日現在)。「Jリーグのカテゴリーごとに、DFラインの上げ方、陣形をコンパクトに保つ方法が若干異なるんです」 […]
高知県の東部に位置する安芸市は冬場でも平均気温が10度近く温暖な気候である。プロ野球・阪神タイガースの2軍キャンプ地としても有名だ。この土地で生まれ育った名木利幸は「この時期は黄色い旗が揺れていますよ」と笑いながら出身 […]
高知県安芸市で生まれ育ち、同県の観光特使を務める名木利幸は、日本を代表するサッカーの名副審である。名木は国際サッカー連盟(FIFA)公認の国際副審で、2009年から相樂亨副審と共に日本サッカー協会(JFA)とプロ契約 […]
<僕が弱かったので負けました。また頑張ります> これは2023年9月下旬に曽我部京太郎(現・日本体育大学4年)が恩師である越智雅史(現・愛媛県レスリング協会事務局長)へ送ったとされるLINEの文面だ。セルビア・ベオグラー […]
2017年春、曽我部京太郎(現・日本体育大学4年)は今治西高校に入学した。レスリング部のない進学校を選んだのは、“文武両道”を究めようとしたからだ。「姉に負けたくないという思いもあったんじゃないでしょうか」と父・耕司は […]
2001年夏、愛媛県今治市で造船業を営む曽我部家の第二子として誕生したのが京太郎だ。父・耕司によれば、漢気のある漫画のキャラクターから取ったという。幼少期は「活発な子。素直で不器用で負けず嫌いでした」(父・耕司)、本人 […]