ワールドラグビー(WR)理事会における日本協会の投票権が、従来の2票から3票に増えたのは、最上位カテゴリーのハイパフォーマンスユニオンに加わった2023年5月からだ。昨年11月に行われたWR会長選で、日本はオーストラリ […]
極真空手を創設した大山倍達総裁は「力なき正義は無力なり、正義なき力は暴力なり」という言葉を好んで使った。若き日、パスカルの「パンセ」を読んだ影響が見て取れる。 ある程度予想されたこととはいえ「トランプ2 […]
高校野球が大きく変わろうとしている。9回制から7回制への変更の他、DH制やビデオ検証の導入についても議論されているという。 高野連がこうしたルール改正を検討している背景として、少子化による部員数の減少、 […]
2025年がスタートした。今年は戦後80年の節目の年にあたる。さらには「昭和100年」を迎えるということもあり、いくつかの雑誌から「昭和の名勝負」と題した特集の執筆依頼を受けた。 私事で恐縮だが、この2 […]
この話題に最初に接した時は『黄金バット』の米国版でもできるのか、と思った。野球に関する話だと聞いて、目が点になった。 その名も「ゴールデン・アットバット」。これは打順にかかわらず、監督が好きな打者を、好 […]
守備の名手に贈られる三井ゴールデン・グラブ賞をセ・リーグ捕手部門で初受賞した山本祐大(横浜DeNA)は「ベースボール・チャレンジ・リーグ」の滋賀ユナイテッドBC(現在は消滅)の出身である。独立リーグ出身者としては、初の […]
今年は戦後最大のヒーロー力道山の生誕「100年」にあたる。カギカッコ付きにしたのは、日本統治下の朝鮮・咸鏡南道(ハムギョンナムド)で生まれた力道山(本名・金信洛)の朝鮮戸籍には、別の生年月日が記されていたからだ。 &n […]
「ボス」と「リーダー」は違う――。霊長類学者でゴリラ研究の第一人者として知られる山極壽一さんの持論だ。 ざっくり言うと、こういうことだ。ボスは、力と権威によって群れを統率する。自らの地位を脅かそうとする者 […]
野球における盗塁は70~80%の確率で成功しないと、チームにとってはマイナスだと言われている。仮に盗塁の「損益分岐点」なるものがあるとすれば、少なくとも70%は超えていなければならない。 「失敗した場合の […]
国民体育大会(国体)から国民スポーツ大会に改称して初めての大会となる「SAGA2024国民スポーツ大会」が15日、閉幕した。5日に行われた開会式では、小雨が降る中、「薩長土肥」が日本に夜明けをもたらしたとのナレーション […]
大毎、阪急、近鉄で監督として8回もパ・リーグを制しながら、日本シリーズでセ・リーグ王者に全て敗れた西本幸雄は“悲運の名将”と呼ばれる。 特に川上哲治率いる巨人に対しては1967、68、69、71、72年 […]
1966年6月に静岡県清水市(現静岡市清水区)で起きた味噌会社の専務一家4人が殺害された事件で、死刑が確定した元プロボクサーの袴田巌さん。47年7カ月の獄中生活を経て、今から10年前の14年3月、静岡地裁の決定で再審と […]
今や国民的関心事である「50‐50」(50本塁打・50盗塁)に挑んでいるのは、ドジャースの大谷翔平だけではない。セ・リーグで巨人と熾烈な首位争いを展開する広島も“大記録”にひたひたと迫っている。9月2日現在、48本塁打 […]
パリ五輪開催期間中、サウジアラビアの首都リヤド近郊では、eスポーツのW杯が開かれていた。賞金総額はeスポーツ史上最高額の6000万ドル(約96億円)。世界中から500以上のチームと1500人以上の選手が参加した。 &n […]
政治家が、派手なパフォーマンスに走る時は「その裏に何かある」と用心した方がいい。 たとえば昔、カイワレ大根をむしゃむしゃと口にほおばった厚生大臣がいた。病原性大腸菌による食中毒が流行し、“犯人”扱いされ […]
夏季五輪における日本人のメダル第1号は、1920年アントワープ大会のテニス男子シングルスで銀メダルを胸に飾った熊谷一弥。それから104年かけて、今夏のパリ大会でメダル総数は500の大台に乗り、7月29日(現地時間)現在 […]
世界最大の「公共事業」はエジプトのピラミッドだとする説がある。エジプト考古学者の吉村作治氏は<ナイル川は、1年のうち7月から10月までの約4か月間、決まって氾濫します。この間は農地も水に浸かって農業ができない。そこでそ […]
パリ五輪前の一世一代の大博打は完全に裏目に出た。フランスの欧州議会選挙での極右政党・国民連合(RN)の躍進を受け、機先を制するかたちでマクロン大統領が国民議会(下院)の解散・総選挙に踏み切ったのが6月9日(現地時間)。 […]
来週の水曜日は「世界格闘技の日」である。今から48年前の1976年6月26日、「格闘技世界一決定戦」と銘打ち、東京・日本武道館でプロレスラーのアントニオ猪木とプロボクシングの現役世界統一ヘビー級王者モハメド・アリが戦い […]
批判の矛先が間違っていやしまいか。それが最初に抱いた率直な感想である。こうした不祥事が原因で、部活の地域移行、指導者の民間委託への流れが停滞してしまえば、何のための部活改革だったかとなりかねない。 先日、名 […]
MLBで、ノーヒッターを史上最多の7度も達成しているノーラン・ライアンが、レンジャーズ時代の投手コーチ、トム・ハウスとの共著で『ノーラン・ライアンのピッチャーズ・バイブル』を上梓したのは1991年4月のことだ。&nbs […]
登板した438試合は全てリリーフ。野村克也風に言えば「生涯一救援投手」だ。 主に“左殺し”の中継ぎとして一時代を築いた清川栄治(西武投手育成アドバイザー)が悪性腫瘍のため死去した。62歳だった。 […]
外国人プロレスラーが叙勲で旭日双光章を受章するのは、2017年のザ・デストロイヤー、21年のミル・マスカラスに続いて3人目だ。カナダに住むタイガー・ジェット・シン(本名ジャグジット・シン・ハンス)に吉報が届いた。&nb […]
障がい者の存在を抜きにして、テクノロジーの進歩の歴史を語ることはできない。たとえば電話。これを1876年に特許出願したアレクサンダー・グラハム・ベルは、今も音量の単位を示すデシベルに、その名を残している。 […]
パリパラリンピックの競泳で2大会連続の金メダルを目指す木村敬一は、ダビデ像のような壮麗な肉体美を誇る。1日5回の食事とハードな筋トレで、彫像のような肉体をつくり上げた。 腕はポパイと腕相撲をしても負けないと […]